6月4日(日)晴れ
 テント生活は意外と快適でよく眠れるのだが、このところ朝方が寒くて足が冷えて目が覚めることがあった。荷物を減らすために長いズボンを持ってきておらず、短パンで寝ていたのだ。さすがに短パンではきついと思いはじめていた。
 利根川をさかのぼり、北浦へ出る。このへんには釣り竿を一人で5本も10本もたらしている釣り人がたくさんいた。竿にマイコン内蔵のあたり感知器までつけている。こいつらはなにもんだ。漁師には見えないのだが、一般の釣り人がなぜ何本も竿をたらすのか。売りさばいているのだろうか。そんなに生活が苦しいのか。
 再び太平洋に出て北上する。南風の順風が吹いていて気持ちよく走れる。
 大洗、ひたちなかと進むが、いいキャンプ場所が見つからず、先へ先へと進まざるを得ない。途中でユニクロが見つかり寒さ対策にジャージの下を買う。自転車で北海道を旅したことがあるという大学生に声をかけられ激励を受ける。
 夕方近くになって、東海村の原発を過ぎ、久慈川でやっといい河原をみつけテントを張る。水道はないが、もう学習したので途中で水筒に水を1リットル汲んでおいた。JRの鉄橋がちょっとうるさいがまあいいだろう。
この日は順風だったのと、いいキャンプ地が見つからずだらだら走っていたので一日の走行距離が初めて100キロを超えた。
(109.44km/6h50m・計481.7km)


6月3日(土)曇りのち晴れ
 起きたら霧雨が降っていてぎょっとしたが、すぐに止んできたので出発。
 九十九里浜を出て犬吠埼へ。九十九里浜はずっと真っ平らだったが、岬に近づくと山になっていて上り下りが多くなる。
 銚子で銭湯に入り、利根川にかかるせまくて長くて歩道のない人殺し橋、銚子大橋を渡り、茨城県へ。
 利根川を少しさかのぼるといい感じの川沿いの広場があったので、トイレも水道もなかったが、そこにテントを張った。
(58.19km/4h12m・計372.3km)

2006年6月のブログ投稿


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6月2日(金)晴れ
 しばらく走って九十九里浜に入る。最初のうちは自転車専用道があったが、道の続き具合の分かりにくい不親切な道で何度も道からはずれてしまった。それでも車を気にしないで走れるのはらくちん。
 昼食にお寿司屋さんに入って自転車旅行中であることを話したら、板前さんが若いころ競輪の選手をめざしていたということで話が弾み、定食を大盛サービスしてくれた。
 九十九里浜中ほどの人がだれもいないゴーストタウンの遊園地のような蓮沼海浜公園にトイレがあったので、そこから防風林を抜けたところの海岸でテントを張る。
(70.43km/4h50m・計314.0km)



6月1日(木)晴れ
 4日目にして早くも疲れてきた。たいしてトレーニングもせずに出発したので体ができていないのだ。
 鴨川を過ぎたあたりからトンネルばかりになる。しかも歩道のない狭いトンネルで恐ろしい。中は暗くて対向車が来るとそのヘッドライトに目がくらんで通りすぎた後、何も見えなくなってしまう。
 海沿いの村を走りながらキャンプ地を探すが、漁港のある村ばかりでテントを張れそうなところが見つからない。ようやく勝浦市の守谷海岸で手入れの行き届いたきれいな砂浜をみつけ、テントを張る。
(69.72km/4h51m・計243.7km)