5月3日
自転車でバンフ周辺のミネワンカ湖、ヴァーミリオン湖、サンダンス峡谷などに行って、鈍り切っていた自転車用の筋肉を鍛えてバンフを出発する。
3時間ほどでユース・ホステルのあるキャッスル・マウンテンに着く。カナディアン・ロッキーには、まるで自転車旅行の人のためのようにハイウェイ沿いの数十キロごとにユース・ホステルがあるので、キャンプの用意をしていく必要がないのだ。
ユース・ホステルの向かいにはガス・ステーションとバンガロー兼業の食料品店があり、町よりちょっと割高だが食料が買えた。
思えば、ちょっと割高などといっているうちはよかったのだ。
5月5日
キャッスル・マウンテンを出発、レイク・ルイーズへ。
レイク・ルイーズはバンフの次にある観光拠点なのでデラックスなホテルが建ち、マーケットなどもあり、ちょっとした街になっている。
5月6日
ルイーズ湖へ。
5月だというのにまだ湖が凍っていた。バンフでは少し残雪がある程度で、湖は全く凍ってなかったので驚いた。絵葉書などにあるこの湖はとてもきれいな澄んだ緑色をしていて、それを期待していたのにがっかりである。
5月7日
日帰りでモレイン湖へ。この湖への道はまだ雪が残っているということで閉鎖されていたが、自転車は入ることができた。
モレイン湖とその後ろに広がるテン・ピークスと呼ばれる山々はカナダの20ドル札の裏にも描かれていて、日本でいえば富士山のような国を代表する風景のようだが、車道は雪が残っているため閉鎖され、レイク・ルイーズからはかなり距離があるので観光客は全くいなかった。
5月8日
朝から真っ黒な雲が出ていたので出発を延期、昼から雨が降りだし、その後、雪に変わった。
5月9日
晴れ。出発する。
モスキート・クリーク・ホステルへ。ここまでくるとユース・ホステルは設備のいい山小屋風になり、電気、電話、上下水道がなくなる。
キッチンと照明はプロパン・ガスを使い、暖房はガスと薪を併用する。水は近くを流れる小川からポリタンクで直接汲んできてガスで約5分以上煮沸消毒する。小川の水はもちろんロッキーの雪解け水で冷たく澄んでいて、一見、何の問題もなさそうで、実際に直接飲んでもおいしいのだが、注意しないとビーヴァー・フィーヴァーというビーヴァーのおしっこに含まれる成分で起こる熱病に掛かることがあるそうだ。
トイレは外に一人用の小屋がいくつかあって、中にはちゃんと洋式の便器があるのだが、その下は地面に穴があいているだけである。シャワーはもちろんない。
驚いたことに、電気のないこの宿に冷蔵庫があった。最初は単に保温のためかと思っていたのだが、扉を開けるとヒンヤリと冷たい。よく見るとガスの管がつながっている。日本にもガス冷房などというものがあるので同じ仕組みなのだろうが、どうなっているのかはさっぱり分からない。
ここまでくると食料品店はもちろん、その他の店も全くないのだが、ユース・ホステルに食料品のストックがあり売ってもらえる。
つづく
衝動買いをするとだいたい後悔するので、最低でも一日か二日は頭を冷やしてみることにしている。そうすると数日前にはあんなにもほしかったものが、「まだいらないや…」ということになることも多い(業務用缶バッジ制作マシンは買わないでおいてよかった…)。
んが、今回はウェブサイトなどを読んでいたらもう辛抱たまらんようになって11月24日の夜中というか未明にアップル・ストアにてアイポッド・タッチ8GBを注文。
アップルの製品はいつもあまり値引きがないのだが、タッチに関しては探してみると一割引くらいのところはけっこう見つかった(アマゾンでもけっこう安い)ので、最初はそれでいいかと思っていたのだが、これまでの二台のアイポッドは共に裏に文字を刻印をしてもらっていたので今回もできればしてもらいたい、でも刻印のためだけに何千円か高く払うのもばかばかしい、いやでも、あのぴかぴかのケースの刻印はやっぱりかっこいいし…。と逡巡の結果、やっぱり定価で買って刻印してもらうことに。
そして24日の早朝に注文して、その日の夕方になんと発送のお知らせメールが来た。なんと素早い。これならもう次の日には手に入るのではないかとテンションは上がったが、そうはいかないのだった。
刻印なしの製品は日本から発送するようだが、刻印入りのものは海外の工場で刻印して発送するため海外からの航空便になるのだった。海外から発送するのは向こうの会社の都合だけれども、刻印してもらって、航空便で送ってもらってその分は無料なのだから安いともいえなくもない。
それまではウェブサイトの利用法などをみながら、あんなこともこんなこともと期待をふくらませていた。三日後、まずこれから宅配便で送るというメール。その次の日、28日についに到着。土日を含めて四日目に届きました。
前略、
4月28と29日に六本木ヒルズで「スーパー・クリエイターズ・アリーナ2」というクリエイターやアーティストが集まってフリー・マーケットをやるイベントがあった。
旅の知り合いがメンバーであるデザイン・ユニットの大日本タイポ組合が参加するというので見に行った。
着くと、いきなりステージでタイポ組合がライヴペインティングをしていた。「祝」という字の形で「ライブペインティング」と読めるデザイン。
彼らの次に、ソラミミスト安斎肇さん登場。ポスカでイラストを描く。30分ほどで完成。塗りつぶしてしまうつもりかと思った。
フリー・マーケットにはたくさんのデザイナー、写真家、イラストレーター、画家などが店を出していた。
イラストレーターのはまのゆかさんのブースでポストカードを買って、直筆のイラストとサインをしてもらった(ドアのところに黒のペンで書いてあるのが直筆)。はまのゆかさんは村上龍さんの本の表紙のイラストをたくさん描いている…のだが、ぼくは村上龍には興味がないのでこのときは知らなかった。
草々
目覚まし時計はうるさくて止めてしまって、二度寝してしまう。
スヌーズはスヌーズ機能をいちいち止めるのが面倒くさい。
というわけど、目覚ましの定番となったのはラジオでした。
タイマー付きのラジカセのラジオで目覚める。目は覚めるけど、うるさくない程度の音量で。鳴りっぱなしだと、二度寝してもまたすぐ起きる。聴いてるうちに目が覚める。ぼくにはこれがベストの目覚まし方法でした。
アイパッド・ミニのネイティヴの時計アプリは目覚まし音も選べるし、自分の作った音も使えるし、音楽を流すこともできるけど、ラジオは流せない。
なにかいいアプリはないのか。
ベストではないけど、とりあえず見つけたやりかた。

ラジオアラーム時計HD – 多様な機能のクラシックラジオ
を落とす(現在「RadiON HD」と改名した。)。ぼくが落としたときは期間限定無料だった。
これはインターネットラジオを目覚ましで流せるアプリ。
このままでは普通のラジオの音声は出せないが、このアプリはストリーミング放送のURLを直接追加する機能がある。
そこに
http://mfile.akamai.com/129931/live/reflector:46032.asx
http://mfile.akamai.com/129932/live/reflector:46056.asx
http://mfile.akamai.com/129933/live/reflector:46051.asx
を登録すると、上からラジオ第一、第二、FMのストリーミング放送が登録できる。
これでとりあえずNHKのラジオを目覚ましにすることはできる。
民放は無理。NHKのストリーミングURLも変わってしまったらだめ。
[追記]
なかなかうまくいかないものだ。
ラジオで目覚ましを鳴らすためには、アイパッドの電源が入っていて「ラジオアラーム時計HD」が起動していなければならないのは、まあ当然として、ロックされていてもいいのも当たり前、でもロックされる前に「ラジオアラーム時計HD」が一番前で動いている(バックグラウンドに回っていない)状態じゃないと目覚ましでラジオは鳴らないようだ。
バックグラウンドに回った状態だと、目覚ましの時間になったときに、まずアラート音が鳴って、それからロック解除をしてからでないとラジオは鳴らないので、もうラジオで目覚めるという状態ではない。
これはもうそういうふうになっているそうなので現状はどうしようもないようだ。しかも、このアプリはまだましなほうで、ほかの似たようなネットラジオタイマーが付いたアプリは、アプリが最前面で動いていて、しかもコードが電源につながっていなければ、タイマーは作動しないようになっているものが多い。
純正の時計アプリはアラーム設定したら、アプリは起動してなくてもちゃんと鳴るのに。自分とこのアプリだけ特別扱いをしているのだな。
[追記2]
アプリがアップデイトしてバックグラウンドに回っていてもラジオが鳴るようになった。
これで完璧ではないか。
[追記3]
バックグラウンドにしたときは鳴るときと鳴らないときがある。完璧ではなかった。
[追記4]
上記のNHKのストリーミング放送のURLはリンクは張っていないけれど、ブラウザーで直接開いても聴ける。OSやブラウザーの種類によるかもしれないが。
[追記5]
2〜3時間NHKの同じ局を聴いてると、次第にとぎれとぎになり、終いには再生が止まってしまう。マックのストリーミングラジオ再生ソフトでも同じ症状のものがあるので、なにか対処をしないとなりがちなのかもしれない。あるいはウェブキットのバグか。
5月29日(月)晴れ
眠くて起きられなくて三度寝ほどしてやっと起きる。朝食を食べ、電気のブレーカーを落として、鍵をかけて出発。
出発して3秒。駐輪してあるモーターバイクと建物の間を通ろうとして、ハンドルのグリップに付けてあるバックミラーがバイクに接触してはずれて落っこちてしまった。
うう〜ん、これは何かのお告げか。とりあえずバックミラーをよく見て、後ろには気をつけるようにしよう。
百合ヶ丘方面から町田へ。境川自転車道路を下る。
鎌倉へ。初日からがんばりすぎてもよくないので、このへんから今晩のキャンプ地をさがしながら走る。しかし、この辺りは人が多く、柄もよくないので、先へ進み、三浦半島に入った。すぐの逗子マリーナの近くの海沿いに公園があり、いいと思ったのだが、水道とトイレがなかった。
もうちょっと進んでみることにした。今日は風がけっこう強い。しばらく行くと林と砂浜のある海岸があった。林で風も少しは防いでくれそうだ。ぼろいがトイレと水道もある。
一色海岸。ふとみると警察官が立っていた。何人もいる。なぜこんなところに。立ち番用の小屋まで建っている。何かの警備なのか。ここは三浦半島、葉山町…、ひょっとして…、葉山…の御用邸?
こんなところにテント張っても大丈夫かな。まあ、すぐ隣ってわけではないし、近くの海岸では子供が遊んでるし、問題ないでしょう。
念のため、夕方、日が暮れるころまで待ってテントを張り、晩飯を炊く。
最初の晩は波の音が気になって耳栓をしてもなかなか眠れなかった。でも、人通りも少なく、車も通らず、警察のおとがめもなく、まずまずの初日だった。
(76.37km/5h30m)
奥の左手が葉山御用邸
前略、
電気のない旅が楽しくなってきた。
最初に電気のない旅を経験したのはカナダだっただろうか。カナディアン・ロッキーの南の入り口の町のバンフまで来て、その場の思いつきで自転車を買ってロッキー山脈を縦走してみた。山脈を縦走するといってもそこにはちゃんとした舗装道路(ひび割れだらけだけれども)が通っていて、車や観光バスだと半日で通り過ぎてしまうところである。いろいろ調べてみるとロッキーの道路沿いには数十キロごとにユース・ホステルがあるので、自転車さえあればテントや調理道具などの重装備をする必要がなく、バスで半日で観光して通り過ぎてしまうよりじっくり楽しめると思ったのだ。
山に入って最初のうちはユース・ホステルも町と変わらない設備だったのだが、国立公園内に入っていくと開発の制限があるので宿は山小屋風で設備は最低限のものになり、水道も電気も電話もなくなった。
調理はプロパンガス、照明はガスかオイルランプ、暖房はガスや薪、飲料水は近くの小川からポリタンクで汲んできて五分間ほど煮沸消毒する。小川の水はロッキーの雪解け水なので冷たく澄んでいて、一見何の問題もなさそうなのだが、ビーヴァーのおしっこに含まれる成分でかかるというビーヴァー・フィーヴァーという熱病になることがあるらしい。
あるユース・ホステルには冷蔵庫があったので驚いた。電気のない宿にある冷蔵庫なのに開けるとちゃんと冷えていた。よくみるとガス管がつながっていて、ガス冷房という仕組みがあるとはしらなかった当時はふしぎに思ったものだった。
別のユース・ホステルではお客が宿泊料をクレジット・カードで払っていた。電気も水道も電話もなく、トイレも離れの個室で穴の中にするような一泊八ドルほどの宿でも、さすがはクレジット社会の北米なのである。
舗装道路が通ってはいるものの、やはり山の中を自転車で行くのは坂道がかなりきつく、途中の宿では雪に降りこめられてなかなか出発できなかったり、食料が足りなくなって団体客(自転車で旅するツアー客がいた)にめぐんでもらったりして大変だったが、雪山や川、湖、大氷河は美しく、鹿やビッグ・ホーン・シープ、マウンテン・ゴート、黒熊、グリズリー・ベアーなど野生動物も見れて、バスで半日で通り過ぎるよりはよっぽど楽しい経験ができた。
つづく
前略、
日本国内で日本人の両親から生まれて日本語でこれを読んでいるほとんどの人は当然のように日本国籍(だけ)を持っています。しかし、国籍というのは実際にはどのようにして決定されるのでしょうか。
まずは生まれてきた赤ちゃんの国籍の決め方です。
これには大きく分けて「生地主義」と「血統主義」の二つの考え方があります。
「生地主義」はその国で産まれた赤ちゃんにはその国の国籍を与えるという考え方で、イギリス連邦や南北アメリカ大陸の国々がこれを採用しています。
対する「血統主義」は赤ちゃんが父親、または両親の国籍を受け継ぐという考え方で、両親の国籍を受け継ぐ方式が多数です(日本はこれを採用しています)が、イスラム系の国などがまだ父親のみの国籍を受け継ぐという方式を採っています(といっても日本もついこの間まではこの方式だったのですが)。
国籍の与えられ方に大きく分けてこの二つの方式があるということは、両親の国籍と生まれた国によっては赤ちゃんの国籍が複数になったり、全くなくなったりする可能性があるということを意味しています。
血統主義の国の国籍を持つ両親が生地主義の国で赤ちゃんを産むと両親の国と生まれた国の二重国籍を持つし、血統主義の国の国籍を持つ国際結婚の両親から産まれた赤ちゃんも父親と母親の国の二重国籍になります。
反対に、生地主義の国の国籍を持つ両親が血統主義の国で赤ちゃんを産むと無国籍になる可能性もあるということです(たいがいの文明国ならそのあたりのことには例外規定があると思いますが)。
これだけでなく、血統主義の国の国籍を持つ国際結婚の両親が生地主義の国で子供を産むと三重国籍を持つ赤ちゃんができあがります。
ただし、すべての多重国籍者がいつまでもその国籍を保持し続けられるというわけではなく、国によってはそれを認めないところもあり、日本はそれに当てはまります。
日本の法律では、日本国籍を含む多重国籍者は22才まではそれらの国籍を保持でき、それまでにどれか一つの国籍を選択することになっています。20才以降に多重国籍になった者はそれ以後の2年以内に選択します。
20才以降に多重国籍になる場合というのはどんな場合かというと、だいたいの場合、国際結婚か帰化ということになります。
国際結婚の場合、相手国の法律によってはもれなく自動的に無理矢理にでも国籍が付いてくるという場合もあり、帰化の場合には元の国籍を離脱しなければ多重国籍になりますし、これまた法律によってもとの国籍から離脱できないという場合もあります。
日本では結婚すると親の戸籍から出て自分たち夫婦の新しい戸籍が作られるわけですが、日本国籍を持つ人の国際結婚の場合には全く同じようにはことは運びません。
国際結婚すると結婚した日本国籍者のための新しい戸籍が作られるのは変わりませんが、日本の戸籍には日本国籍をもつものしかは入れないので、ここに外国籍の配偶者は日本に帰化しない限りはいることができません。その戸籍の配偶者の欄は空で別の場所に外国籍の者と結婚した旨が記されているだけということです。
そして、特に届けることがなければ姓も変わることはありません。配偶者の姓を(日本で法的に)名乗りたい場合は結婚してから六ヶ月以内に申請すれば配偶者の姓に変更できます。配偶者が中国か韓国籍の場合は同じ漢字の姓(但し、日本の漢字と違う場合は日本の漢字に改める)に、それ以外の場合はカタカナの姓になります。
この時点ではスミスさんと結婚してこの姓を名乗ると届けた人がパスポートを取ると、その中の名前のローマ字表記は本名であるカタカナのスミスをそのまま直した「SUMISU」になってしまいます。これを「SMITH」と表記するためにはさらに届けが必要です。
その後に赤ちゃんが産まれたとします。国籍についてはこれまでに書いたとおりですが、赤ちゃんの姓についてはまた別のお話となります。
配偶者が帰化している場合は法的には日本人同士ですから我々と変わることはありません。届けを出して夫婦同姓になっている家族の場合は当然、赤ちゃんもその姓で日本国籍者の戸籍に子供として入ります。夫婦別姓の場合はなにもしなければ日本国籍者の姓で同じ戸籍に入り、届けを出せば外国籍の配偶者の姓を付けられますが、戸籍は日本国籍者の親とは姓が違うということでその子供だけのものが新たに作られます。
但し、これらの話は日本の法律に置いてということであり、多重国籍を保持している限りは他の国の法律に基づいた姓名が別にあるということになります。
帰化については、日本国籍者の配偶者であるとか、日本で生まれたとか、日本にかなり長期間住んでるとか、日系人だとか、相撲の親方になるとか、オリンピックやワールドカップで活躍しそう(しかも、本国のほうはレベルが高いので補欠)だとかの正当な、あるいは怪しい理由がなければ非常に難しいということです。
赤ちゃんが二十二才になるときがやってくると、国籍選択をしなければなりません。
日本の国籍なんかいらないという場合には話は簡単です。国籍の選択をしなかったり、国籍離脱届けを出したり、他の多重国籍を認めない国の国籍を先に選択し(その国がその旨日本政府に伝えてき)た場合には日本国籍はなくなります。
また、他の国の国籍なんかいらないという場合も簡単です。日本の国籍を選択し、他の国のは離脱すればいいのです。
この他にもまだ第三の選択の方法があるようです。
とりあえず、日本の国籍を選択します。すると、日本政府はその「元」多重国籍者が日本国籍を選択したことを他の国籍の国に伝えます。その相手国が多重国籍を認めない法律を持っている場合、その国籍は自動的に剥奪される可能性があります(日本の場合はそうらしい)が、相手国が多重国籍を認めているまともな国の場合は、自国民である本人からの届けもないのに他の国の政府のお知らせだけで国籍を剥奪するようなことはしないのです。
つまり、とりあえず、日本政府には日本国籍を選択するといって押さえておけば、(その国の法律にもよるが)他の国の国籍はほっておけば、事実上、多重国籍のままでいられる可能性があるということです。
オリンピックに出るために外国籍の日系人が日本に帰化したなんていうことがありましたが、その人たちは明らかにもとの国籍を保持していて二重国籍になっているはずです。
外国に行くときに複数のパスポートの中から一番有利なものを選んで使うなんてスパイか暗殺者みたいで怪しくてかっこいいじゃないですか。
資格、免許マニアという使いもしないのにたくさんの資格、免許をもつ人たちがいるのですから、広い世の中にはたくさんの国籍を持つ国籍マニアがいるかもしれませんね(世界最多国籍のひとは誰でいくつの国籍なのでしょう。ギネスに載ってるのかな)。
草々
前略、
そろそろスカイプアウトに手を出す頃合いかなと思った。SkypeOut というのは、スカイプから普通の電話や携帯電話に電話をかける有料サービスだ。スカイプアウトの料金は1分ごとの課金で、どこからかけるかではなく、どこの国に電話をかけるかで料金が決まる。
最も安いのはアメリカやヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドなどで、1分0.017ユーロ(現在円安で1ユーロ140円くらいなので2.4円弱)。世界中のどこからでもこれらの国にスカイプで電話をかければ、1分2.4円というわけだ。
料金表には世界中の国とその料金が載っている。アルファベット順のリストの一番上はアフガニスタン(0.288ユーロ)、最後はジンバブエ(0.072ユーロ)。北朝鮮にもかけられる(0.555ユーロ)。
といっても海外に気軽に電話をかけられるほどの知り合いもいないので、問題なのは日本の料金である。日本はヨーロッパやアメリカより少し高くて1分0.019ユーロ(約2.66円)。まあ、ほぼ市内の電話料金とおなじくらいということになる(携帯電話にかける場合は0.125ユーロ、約17.5円)。
繰り返すが、世界中のどこから日本中のどこへかけても1分0.019ユーロなのだから、このサービスが実用に耐えるものなら、長距離通話をよくする人はお得である(スカイプ同士ならお得とかいう以前に全く無料なのだが)。
料金はクレジットカードなどで前払い。単位は10ユーロと25ユーロがあり、スカイプアウト・クレジットという形でアカウントにチャージされる。
とりあえず、10ユーロ分買ってみた。基本的には指示されたとおりに欄を埋めていけばいい。事前にインターネットでいろいろ調べてみたら、クレジットカードは事前にそれぞれのカード会社が行っているe-secureサービス(Visaなら「VISA認証サービス」)でパスワードを設定しておかないと使えないことがあるらしい。あと、カードの裏の署名欄のところにある番号の最後の3桁の確認コード(Verification Code)の入力欄も別にある。うーん、めんどくさいなあー。
全部入力し終わって送信すると注文が進行中となり、手続きが開始された旨が書かれたメールが送られてくる。メールにはクレジットカードの処理は普通1時間以内で済むが24時間までかかることもあるとあった。
かかったね。すぐにでも使おうと思っていたのに、手続き開始のメールが来たのが22日の22時で、処理終了のメールが来たのは24日の6時だよ。1日半近くかかってんじゃない。お願いしますよ。
で、かけてみました。初スカイプアウトは最高とはいえませんね。
音声は思ったよりクリアでよく聞こえるし、相手もよく聞こえるといっていたけど、ときどきとぎれとぎれになり、なによりもまずいのはかなり声が遅れていたこと。ふた昔前の国際電話みたいだった。まだ一度かけただけだから即断はできないし、10ユーロ分(国内だけなら約9時間分。まだ3分しか話してないぞ)買ってしまったので、なんとか使いたいのである(180日間使わないとスカイプアウト・クレジットは消滅してしまう)。がんばれスカイプ。
草々
前回書けなかったトラブル。
アイポッド・タッチを初めてパソコンにつなげるとユーザー登録を促す画面が出てくるのだが、ここでユーザー登録をしても、その後、パソコンにつなぐたびにユーザー登録の画面がでてくるというトラブルがあった。何度登録しても、つなぐ度にまた登録しろといってくるので、登録しないボタンを押して出てこないようにしてしまった。ぼくのアイポッドは結局ユーザー登録されているのでしょうか。
前回書いたものやこのトラブルを含め、対処法をネットで調べていたら、アイポッドを出荷時の状態に復元したら直ったという記事があった。パソコンでいうOSインストールし直しみたいなもんでしょうか。こいつをやると今まで入れたデータは当然消えてしまうので、何度もやるようなことになるのは避けたい。どうせならファームウェアのダウングレードを試してみるかという気になった。アップグレードではなく、ダウングレードを。
アイポッド・タッチはMac OS Xの入った小さなコンピューターみたいなものだが、セキュリティの対策で普通のパソコンのように自由にソフトをインストールしたりはできないようになっている。
が、あるアイポッド・タッチのソフトのバグを突いて、ソフトを自由にインストールできるように改変することができる。これは通称「ジェイルブレイク(牢破り)」と呼ばれている。
アイポッドを工場出荷時に復元するついでにこの牢破りを試そうというのだ。なぜ復元のついでに牢破りなのかというと、現在のアイポッド・タッチは、以前にはあったソフトのバグがすでに修正されていて、牢破りをするには古いバージョンにダウングレードしなくてはならないのだ。そして復元の際に必要な手順を踏めば、ダウングレードすることも可能なのだ。
しかし、失敗すれば、入手後24時間経たずして、アイポッド・タッチはシンプルなオブジェになってしまう…。
追伸、今はやっているらしいテレビドラマの「プリズンブレイク」も牢破りの話なのでしょうか。「ジェイル(jail/goal)」と「プリズン(prison)」のニュアンスの違いってなんなんだろう…、なんていってるとまた脇道にそれるので止めとこう。(参考リンク)
前略、
カナディアン・ロッキーの南の入り口であるバンフに着いた。
ロッキーは美しい自然と野生動物が見られる場所だが、見所は広い範囲に散らばっている。バンフだけを取ってみてもそうで、近くの湖といっても何キロも離れている場合が多い。それらを観光するにはレンタカーを借りるのが一番便利な方法なのだが、ぼくは免許証を持っていないので、次善の策は観光バスということになる。
ぼくも最初はそう考えていたのだが、バンフの周りぐらいはレンタバイクで行くほうが安上がりでおもしろいと思って店に行ってみた。この場合のバイクとは自転車のことである(ぼくは原付の免許も持っていない)。
レンタバイク屋に行くとレンタル料が思ったよりかなり高くて、この計画はすぐに諦めなければならなかった。しかしこのレンタル料なら安い自転車を買ってしばらく使うほうが得なのではと思いついて自転車屋へ見にいくと、安いものがあり、丸1日迷ったのだが、思い切って買うことにした。18段変速のマウンテン・バイクで199.99ドル。鍵やスタンド、後ろの荷台も買って税込みで250ドルほどだった。
つづく
野良無線LAN探しの旅でセキュリティにめざめて、少々調べた。
無線LANの最も一般的なセキュリティ対策であるWEPは筋金入りのクラッカーにとっては解読可能で全くセキュリティでもなんでもないらしい。SSIDのステルス化やMACアドレスによるフィルタリングも意味がないとのこと。
WPA、WPA2というセキュリティ設定がよいとのことなので、そいつに変更。長めのプリシェアード・キーを設定。
アイポッド・タッチでいったんWEPでの接続を破棄して、その他からWi-Fiネットワーク名 、セキュリティ設定、パスワードを入力して、再接続。アイポッド・タッチのタッチキーボードは打ちにくいのに加え、プリシェアード・キーは「*」でしか表示されないので、長い暗号鍵を間違えずに入力するのはなかなか難しい(間違えても分かりづらい)。暗号生成のため鍵なのでパスワードみたいに短くするのはだめ。英語キーボードに切り替えて入力するのは基本。
WPA、WPA2によるセキュリティ設定をきっちりしておけば、MACアドレスによるフィルタリングやSSIDのステルス化は特にやる必要はないらしい。
川原の道は車両通行止めになっていて静かな場所だったが、時々目が覚めた。中洲を走っているのか、アホの子のバイクの音、鳥の鳴き声、よく分からない音。目が覚めてそろそろ明け方かなと思って時計を見たらまだ午前一時だった。もう一度寝て、今度は四時ごろに目が覚め、すでに明るくなってきていたので起きる。
五時過ぎに朝食。持ってきたテントは前室が大きく取られているのでそこで調理ができて便利(重すぎるけど)。六時過ぎには撤収を開始して、出発。
基本は相模川沿いに下っていくのだが、相模川は川沿いを自転車で進むようなことは全く考えられていなかった。地形的に川沿いに道がとれないのはしかたがないが、たまに川沿いに道があっても舗装はないし、行き当たりばったりで途切れているし、「ラオスの山道かっ!」というようなでこぼこの泥道も多かった。たまに整備されていてもほんの短い区間だった。多摩川の神奈川県側を見てもわかるが、県の財政が厳しくてそこまで手をかけられないのだろう。
苦労してなんとか海まで到達。茅ケ崎の海岸には川とは打って変わって気持ちのよい自転車道があり、波のない海のサーファーなどをながめながら進む。
最初はこの辺りの海岸で二泊目をしようと考えていたのだが、まだ午前中だったので、いえに帰ることにする。
海岸沿いの自転車道は地下道で引地川の自転車道に続いている。そのあとさらに東にある境川まで車道を走ればこちらにも国道一号線を過ぎた辺りから右岸に自転車道が付いていて北上できる。
すぐに異様な高層ビルが現れて目を引く。某共和国の首領様が好みそうなデザイン。この手のデザインの建物は十中八九新興宗教の施設と見て間違いなかろうと思っていたのですが、違いました。地方出身なので全く知りませんでしたが、そこは横浜ドリームランドの跡地らしく、くだんの怪しい塔はホテルエンパイアという宿泊施設だったそうです(現在、大学に改装中!)。
軽い雨が降ってくる。ただ前に進むことだけを考えて黙々と進む。町田を過ぎ、桜美林学園の近くまできたところで自転車道を離れ、尾根緑道(戦車道路)に向う。こちらも自転車歩行者専用道になっている。尾根というくらいなので高台になっていて上り下りがあってぐったりと疲れた体にはつらかったが、がんばって進み、京王多摩境駅があるところで尾根を下り、京王相模原線沿いに走ると多摩センター辺りで乞田川に合流する。乞田川を下るとついに多摩川に合流し、ゴール。素人に一日百キロ超はつらかった。出発時から体重1.0キロ減。[本日の走行距離:117.02km]
草々
アイフォン5sをヤフオクで買う。
側面などに落として付いた傷が少々あるが、まあ想定内。
機能には問題なし。
mvnoのsimで使う。
ちいさいアイフォンを買った
使ってるうちにバッテリーに少々問題ありと分かってきた。
バッテリーはまずまず持つのだが、使っていて残り30パーセントくらいになると突然電源が落ちてしまうことが増えた。
充電を始めると30パーセントから始まる。
これは困る。
バッテリーがへったってきてるのだろう。
ヤフオクで買った中古なので保証関係は全く分からなかったが、アップルのサポートサイトでアイフォンのシリアルナンバーを入力すれば保証状況が分かると知り、調べてみるとなんとまだ保証期間内であることが分かる。10ヶ月しか使ってないのになんでこんなにバッテリーが減ったってるのか。
アップル – サポート – サービスとサポート期間を確認する
そしてアップルはもう保証書とかはなくて、登録してあれば名義は関係なく保証してもらえるらしいということが分かる。
すばらしい。新しいのに交換してもらえるかもしれないと希望がわく。
アップルのサポートサイトから修理の依頼を出す。
iPhone の修理とサービス – Apple サポート
サポートから来たメールを修理の必要なアイフォンで開き、自己診断プログラムを走らせると、修理が必要と出た。
修理方法はアップルストアに持っていくなどの他に推奨として宅配便で送るというのがありそれを申し込む。
数日後、業者がピックアップに来る。はだかのままのアイフォンを渡すと、その場で専用の箱に入れて持っていった。もちろん無料。
ネットで作業の進捗状況は分かるようになっている。
待つ。
そして驚愕の新事実が!
保証での無料修理を拒否される。
バッテリーの交換は保証の範囲だが、裏蓋の上部の角のガラス部分にひびが見つかりこれの修理には保証は効かないので有料になるというのだ。
裏にひびなんてあったか。そんなおぼえはないのだが。
進捗状況のページに写真があり、角にほんの小さなひびが入っているのが分かった。

このために有料修理になるというのだ。
料金は三万円超! ばかもの〜!
サポート係と話せるようになっているので、ひびを直せなんていってないバッテリーだけ交換してくれればいいといってみたが、やはり無理。アップルは分からず屋なのだ。
三万円超払って修理するか、何もせずに戻すかを選べる。
もちろんそのまま返してもらう。
戻ってきたアイフォンをもう一度、今度はアップルストアに持って行ってみようかと思ったが、銀座まで往復1000円以上かかるし、ジーニアスバーに天才はいないとわかってはいるもののこの小さなひびを見逃すほどの愚か者かに賭けるのももったいないのであきらめる。
銀座までの電車賃でアイフォンの交換バッテリーが買えるのだ。自分で交換することにした。
せっかくだから一時期日本でも売っていた大容量のバッテリーが数百円と安いので海外通販しようかと思ったのだが、なんとというかやはりというか、古いバッテリーに新しい金色のラップをしただけの詐欺商品らしい。危ない危ない。
ASCII.jp:iPhone 5sの容量が大幅アップ!2680mAhの交換用バッテリー
アマゾンにアイフォン用交換バッテリーはいろいろ出ていて、レビューを見ているとかなり不安な気持ちにさせられるが、中からひとつ選んで買った。
Amazon.co.jp: iPhone5S専用 交換バッテリー/APN616-0721 水没 修理 交換に!: 家電・カメラ
中を開いてバッテリーを交換。
一番のハードルは両面テープで本体にがっちり粘着しているバッテリーの取り外し。
アイフォンのバッテリーを交換するときの両面テープの剥がし方
なんとか交換成功。ちゃんと再生した。バッテリーの保ちもよくなった(はず)。
オリンピックの動画を保存する。
北京オリンピックの時点で民放のgorin.jpとNHKのサイトがある。
ウインドウズだと簡単、「GYAO&Tver動画ダウンローダ」で両方落とせる。べんりでいいなあ。
マックだと、Chrome系ブラウザーエクステンションの「CocoCut – video downloader」とかを入れて、m3u8ファイルを落として、VLCで「変換とストリーミング」から落とせますが、落とせるのはgorin.jpのほうだけでした。
VLCで落とすと時間がかかるのが困りもの。ClipGrabだとダウンロードは早いのですが、映像だけとか、音声だけとかのファイルしか落とせませんでした。別々に落として、クイックタイムで合成するという方法もあり。
TVerならマックでもClipGrabでURL入れるだけで落とせます(TVer内のgorin.jpの動画はだめ)。
琵琶湖から日本海、若狭湾へ向かう途中。熊川宿だったかな…。
となりのツーデーマーチのポスターが最新のものであるということは、「ちょっとエッチなミルキーっ娘」のポスターは狙いか。
正確には「ちょっとエッチな美新人娘」らしい。
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