買ったもの:ブルートゥースイヤフォン
製品名:Anker SoundBuds Slim+
買ったところ:アマゾン(商品リンク)
購入時期:2017年11月
価格:2499円
おすすめ度:★★★★☆

モバイルバッテリーで有名になったアンカーのブルートゥースイヤフォン。
発売日割引セールで2499円で購入したが、結構しょっちゅう割引セールしてて、もっと安くなってる時もあるので、チェックしてれば安く買えそう。

Anker | SoundBuds Slim+

■特徴

金属ケース。
防水 IPX5。
まずまずのデザイン。
磁石でくっつく。

■音

フツー。

■接続性

全く問題なし。

■同時接続

仕様に書かないというずるいことをしていますが、複数機器同時接続に対応していません(オフィシャルページの製品仕様少なすぎ)。
複数の機器を登録しておくことはできますが、一度に一つの機器としか接続できません。別の機器と接続する時はイヤフォンのボタン操作で接続を解除して、別の機器と接続しなければなりません。
今時のブルートゥースイヤフォンでわざわざこの仕様にする意味は謎。どんな安物ブルートゥースイヤフォンでもだいたいは複数(たいがいは二つ)機器同時接続には対応しているのに。高いやつなら三つ以上の機器に同時接続できるものもある。この仕様で使用時間が大幅に伸びたりするんだろうか。
この仕様はこの機種を選ばない大きな理由になりうると思います。

■使い具合

操作ボタンがイヤフォン本体ではなく左右をつなぐケーブルの右側についている。有線イヤフォンではよくある場所。マイクロUSBの充電口もここ。
操作ボタンが本体がいいか、ケーブル途中がいいかは、使う人の好みによるが、ぼくはどちらかというと本体についている方がシンプルで好きだが、イヤフォン本体がこの機種くらい小さいとボタン操作がしにくくなるので、これはこれでいいでしょう。

イヤフォンに磁石が内蔵されていてくっつくようになっている。外した時に首にかけたままくっつけて外れないようにする。
このくっつける動作で再生停止ができるようになっている機種もあるが、これはそれには非対応。

■バッテリーの持ち

仕様は7時間。ほんとに?
7時間だとテストも大変だよ。
今回も接続機器はブルートゥース4.0。イヤフォンは4.1対応。
連続使用テスト。

結果。6時間45分!
6時間過ぎたあたりからバッテリー不足の警告音が何度も出だしますが、そのまま再生は続き、6時間45分。
おしい。音量小さめなら仕様通り7時間いきそう。
すごい。このコンパクトさでこれだけ持てばすばらしいです。
というかほぼ仕様通りにバッテリーが持つなんて信じられない。インチキなメーカーなら「連続再生10時間!」って盛ってくるでしょう。
この製品の一番の売りかな。

[まとめ]

■いいとこ

金属ケースでそこそこのデザイン、防水仕様で格安。
磁石でくっつく。
このコンパクトさで連続使用約7時間。
18ヵ月保証付。

■だめなとこ

複数機器同時接続に対応していない。
複数機器同時接続に対応していない。
複数機器同時接続に対応していない。

複数機器同時接続に対応していないのにはびっくり。仕様に書かないのはずるい。
連続再生約7時間はすばらしい。


6月10日(土)薄曇り
 未明に雨は止み、出発。
 走っている途中で自転車のスピードメーターがまた動かなくなっていることに気が付いた。ちょうど仙台市を通るので新しいメーターを買おうと思ったのだが、うまく大きな自転車屋に行き当たらず(詳しい地図は重くなるので持っていない)、どんどん進んでいるうちにいつの間にか、またメーターが動き出していた。雨に濡れたのが動かなくなった原因のようだ。センサーが雨に濡れて動かなくなり、乾くとまた復活するらしい。30キロぐらいはカウントしていなかったようだ。
 松島へ。さすがになかなかいい景色だ。
 さらに進み、東松島のカンポの宿で温泉に入り、野蒜海岸でテントを張った。
(27.3km/?h?m・計745.0km 動かなくなっていた分ははいっていない)

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モーテルの部屋の中は泥棒が入った後のドラマのシーンのようだった。
衣服はそこら中に投げ出ざれ、袋に入っていたものはすべて開けられ改められて中身が床に散らばっていた。バックパックは南京錠を掛けて、さらにチェーン・ロックでベッドの足につないであったのだが、バックパック自体がナイフで切り裂かれていた。

エディがすぐにモーテルのブロントに届けて、警察に違絡した。ぼくはしばらくショックでへなへなと座り込んでいたが、やがて盗まれた物を調べにかかった。この時、ぼくは愚かにもほとんどすべての貴重品を部屋に残していた。そして、そのすべてはきれいになくなっていた。犯人は荷物を念入りに調べ上げて、金目のものだけを盗み、その他の物はすべて残していた。
しばらくしてフロントでエディが話していた警察との電話が廻ってきた。詳しい状況などはすでにエディから聞いていたようなので、ぼくは盗まれたものを申告するだけでよかった。

続けて電話で旅行者用小切手の盗難届けをアメリカン・エクスプレスに出した。盗まれた現金が戻ってくることはほとんどないので諦めるしかないが、旅行者用小切手は、盗難や紛失の際には再発行ができるのだ。
クレジット・カードもない。日本の発行会社にコレクト・コールをかけ、届けを出す。最後に使用した日と場所を聞かれたが、これも日記帳で判明した。
そして何とぼくはこの時、旅券も部屋において出ていた。旅券まで盗むとは血も涙もない泥棒である。
その他、ウォークマンや腕時計、カメラなどが盗まれていた。エディの被害は現金の入ったマネー・ベルトと衣服ということだった。

ぼくは最初、事件を警察に連絡した後、彼らがモーテルに来て現場検証をするものと思って、現場の状況をなるべく崩さないようにして待っていたのだが、いつまでたっても彼らは来ず、やがてアメリカの警察はこの程度の「日常的」な「軽」犯罪ではわざわざ現場に出向いてくることはないのだということが分かった。こんな「軽」犯罪の犯人を苦労して探す時間も人材も理由もないのだろう。
報告が済んだ後、エディはちょっと出てくると言って外出し、何時間も帰らず、深夜になって帰ってきて、腹が立ってむしやくしやしたので道端で浮浪者と喧嘩してしまったといった。

次の朝、アメリカン・エクスプレスに電話をして、オフィスの場所を聞き、さらに領事館に電話し、旅券の再発行の手続きについて聞く。
シーザース・パレス・ホテルにあるアメックスのオフィスヘ。大丈夫だというのにエディが一緒に付いてきた。改めて盗まれた旅行者用小切手の番号を届け、アメリカ・ドルの小切手についてはその場で再発行された。カナダ・ドルの旅行者用小切手については、後ほどカナダのオフィスで再発行を受けてくれとのことだった。

再発行を受けた後、エディが頼みがあるといってきた。自分はお金を全部現金で持ってきていて、それをすべて盗まれてしまったから金を貸してくれというのである。
少しなら貸してやれるがと思って、いくら欲しいのかと聞くと、千数百ドル貸してほしいという。どうしてそんなにいるのかと尋ねると、すぐにイギリスに帰りたいからだという。そんな大金は貸せないといって断ると、彼はお金は必ず返す、自分のパスポートに住所が書いてある、これを写していいから、自分を信用してくれないのかと迫ってきた。
ぼくがイギリスの親に送ってもらえばいいというと、自分の親はお金を送ってくれるような親じやないと決めつけ、イギリスの領事館に行けばというと、そこでもお金は貸してくれないといい張る。
そこで、なぜ1000ドル以上も必要なのか、イギリスまでの片道はそんなにしないはずだというと、分からないというので旅行代理店に電話させて訊かせると、520ドルだったと彼はいった。今度はそれだけでいいから貸してくれと、彼はいい出したが、ぼくは彼が信用できなくなってきていたので、ほんとに航空券を買うなら一緒に代理店に行って金はぼくが直接払ってやるといった。
彼は怒りだした。これまで自分は親切にしておごってやったりしたのに、今は金を全部盗まれてしまったのだ。君は旅行者用小切手だったから再発行を受けれたんじやないかと、彼は唾を飛ぱしながら怒鳴った。

金を借りたいという男に怒鳴られる筋合いはないし、確かに彼はいくらかの金をぼくのために払ったかもしれないが、それはすべて彼のほうからいい出したもので、しかもぼくが断ったものを彼が半ば強引に自分で払ったのだ。そのことをいうと、しばらくは黙っていたが、また別の理由を考え出しながら、懐柔と怒号を繰り返しながらぼくに迫った。

その日一日続いたいい争いの末、結局、ぼくは再発行されたばかりの旅行者用小切手の中から200ドルをカジノで換金して(旅券がないので両替所では換金できない)彼にくれてやった。
ぼくは200ドル捨てたことよいいいが終わったことにせいせいしていた。その後、二度と彼と会うことはなかった…。

次の日、ぼくは最初に泊まっていた安宿の部屋で目覚めた。
前の晩、エディと別れた後、モーテルの親父に礼をいって、切り裂かれたバックパックに荷物を包み、それを胸に抱えて再びそこに戻ってきたのだ。
まずは新しいバックパックを買わなければ移動できないのだが、ここはギャンブルの街、ラス・ヴェガスである。そんなアウトドア用品を売っている店は見つからなかったので、衣料雑貨店のウールワースで頑丈そうな手提げ鞄を買い、それで間に合わせることにした。

警察署へ事件の報告書を取りに行く。海外旅行者保険の保険金の請求や旅券の再発行に必要なのだ。この手の「軽」犯罪事件で被害者のために警察がしてくれることといえば、唯一これだけである。有料、5ドル。

これでもうこの街には用はない。バスの時刻表を見ると夕方発のロサンゼルス行があった。そこで乗り継げば領事館のあるサン・フランシスコに行ける(ロスにも領事館があるのだが知らなかった)。宿に帰って新しく買った鞄に荷物を詰めた。鞄は少し小さかったが、減った荷物にはちょうどよかった。ぼくはぴかぴかの鞄とぼろぼろの心を抱えてラス・ヴェガスを去った。


つづく


前略、


 羽村市から福生市に入った。
 しばらく行くと二手に分かれ、下り坂の方を下りると福生かに坂公園(Google Map)に入るが、この公園は舗装されておらず滑れない。この日はウィールの付いたフレームがスケート靴から取り外せるようになっているhypno社のインラインスケートを使っていたので、フレームをはずして歩いた。
 公園を出ると再び舗装道路になり、52キロのポスト通過。
 永田橋の手前で一般の歩道に出て、橋を通る車道を渡らなければならなかった。再度公園になり、脇を通る状態のいい舗装道路を滑る。さらにいくと福生市営プール(Google Map)の手前で二手に分かれるので、川側の道を行き、多摩橋の下をくぐった。

つづく



二手に分かれた道を下に下りると福生かに坂公園


福生かに坂公園


舗装道路復活


永田橋手前


永田橋を通る車道を渡る。


左が福生市営プール、奥が多摩橋


 突然、メーラーのサンダーバードの時刻表示がAM/PMになってしまった。
 ついこのあいだまで24時間表示だったはずなのに。OSもサンダーバードも設定は変えていないし、バージョンが変わったわけでもないのに。サンダーバードの日付時刻表示はOSの環境設定に準ずるはずなのになぜだ。
 以前、日本語入力プログラムが環境設定を無視した(ことえりが消えなかった)時は、ルートでログインして環境設定を直したらうまくいったので、やってみたがだめだった。
 数時間悩んだ末、最近変更した設定を思いついた。
 前回に書いた、ウェブブラウザーでフラッシュサイトが文字化けを起こすのを直した変更だ。
 こいつを元の状態に戻したら、サンダーバードはちゃんと元に戻った。
 フラッシュサイトも文字化けに戻った…。
 う〜〜ん、どちらを優先させよう(素直にOSを日本語にすればいいのですけどね…)。


 知り合いとメールアドレスの交換をしたら見たことのないドメイン名だった。
 @live.jp ってどこのだろう。
 ウィンドウズ文化のことを知らないので、これがウィンドウズライヴで取れるメールアドレスであることを知らなかったのだ。昔、よく海外旅行にいっていたころに取ったホットメールのアドレスはとっくの昔になくなってしまった(昔は30日ログインしないとアカウントがなくなってしまったのだ)。
 ウィンドウズだろうがなんだろうが、短いドメイン名はいい。短縮URLサービスも最近は一番メジャーな tinyurl.com ではなく、もっと短い tr.im を好んで使っている(.im はマン島のドメインで、イギリスとアイルランドの間にある自治権を持つイギリスの属国だとか)。
 で、ぼくもなんか短いアカウントで live.jp のメールアドレスを取ってみることにした。
 さすがに大メジャーなサービスなので、目ぼしい短いやつは取られてしまっている。
 orz@live.jp、o.o@live.jp、oxo@live.jp など取りたいなと思っていたのは全部とられている。ま、それでもまだ三文字アカウントでも取れるのがあって、そこそこ憶えやすいのを取ってみた。
 もっと短いのはないだろうか。
 検索してみると短いドメイン名のフリーメールサービスはあるにはある。が、あまりにマイナーなサービスはいつ終わるか分からないので信用ならない。
 おお、あったぞ。aol.jp!
 超メジャー!(かつてはね…。完全に落ち目でむしろあぶないかな…)
 live.jp や本家 aol.com より一文字短い。
 しかも、この aol.jp は今年になってから登録が始まったらしく、三文字アカウントもいろいろ取れるのが残っていそうだ。
 orz@aol.jp はすでに取られてた。でも、まだけっこう未登録のがあってどれにしようか迷ってしまった。
 とりあえず live.jp と aol.jp でひとつずつ取ってみた。両方のサービスともpopは付いてる(aolはimapも)が、転送サービスが付いていないのは困りもの。
 短いメールアドレスは便利だけど、スパムにすぐ狙われそう。この記事で取りあげたorz@live.jpや、o.o@live.jp、oxo@live.jp、orz@aol.jpなども、このページをメールアドレスを自動でさがすロボットに読み取られてしまったら、スパムが送り付けられちゃうのか。いや、申し訳ない。

追伸(2009.08.11)、tr.im、つぶれました。が〜ん。


6月6日(火)晴れ
 キャンプを張ったみさき公園はとてもいいところで、静かで風も吹かず、その夜は寒くもなかった。小鳥とウシガエルの鳴き声だけが聞こえていた。
 出発して一週間以上たち、全く鍛えていなかった体に疲れもたまってきていたので、ここに連泊して休むことにする。
 自転車を洗車、整備し、洗濯をした。天気もよくのんびりしていたら、公園の管理人が巡回してきて、「ここはキャンプは禁止だよ」と言い渡されてしまった。
 しようがない。洗濯物が乾いた時点で撤収して、移動する。近くの厚生年金施設で温泉に入り、数キロ移動して、別の広場にテントを張った。
(6.86km/0h37m・計562.3km)


前略、

映画のDVDの音声をmp3化してiPodにおとしたのはいいものの、すでに見た映画ならなんとか雰囲気で筋は追えるとはいうものの、ぼくのような語学初心者には個々の台詞の聞き取りは何回聞いたってさっぱりわからない。
そこでシナリオがほしくなる。
日本の出版社でも日本語訳がついたシナリオの本を売っているけど、だいたいが一部のメジャー映画に限られている。
地元アメリカだとクラシックからインディペンデントまでけっこういろいろな映画のシナリオが出版されていて、日本でも大きな書店や通販で入手可能だ。
例によってインターネットでもダウンロードができる。
All Movie Scripts dot Com | Free Movie Scripts & Screenplaysなどからシナリオがダウンロード可能だ。ほんの一部読んだだけだけど、シナリオは最終決定稿ではないことが多いため、実際の映画とは違っている場合が多いようだ。どれぐらい違っているか、どこがカットされたのかをさがすのもまた楽しいのではないだろうか。

草々

 


前略、

イランのイスラム革命の後もアメリカの誤算は続いた。
革命の年、ホメイニ師の革命評議会に支援されたとされるイラン人学生により、テヘランのアメリカ大使館がイラン政府の転覆を狙うCIAのスパイの巣窟であるとして、襲撃・占拠されるという事件が起こった。52人の大使館員などを人質にしたこの占拠は444日間も続いた。

次第にホメイニ師を頂点とする国家体制は固まりだし、革命を境にしてイランとアメリカの関係は180度変わり、お互いを「帝国主義の大悪魔」「テロ支援国家」と呼びあうラブリーな仲になる。そして、この時以来「大悪魔」であるアメリカ国籍を持つ者はイランに入国することができなくなった。
旅人の立場からいえば、アメリカ人旅行者はユーラシア大陸を陸路横断するときに最もポピュラーであるパキスタン〜イラン〜トルコというルートが通れないので、ロシアか中央アジアを通るしかなくなった。

タブリズに滞在した後、ぼくはせっかくイランまで来たのだからと、世界一大きな湖であるカスピ海を一目見ようと、バンダレ・アンザリ行きのバスに乗った。
バンダレ・アンザリでバスを降りたのはぼく一人だった。他の乗客はもう少し行ったラシュトという町まで行くらしい。まだ夜明け前の4時だった。
すぐ近くにあった宿はベルを鳴らしても反応はなく、歩道で鞄の上に座って夜明けを待っていた。パトカーの警察官に不審尋問などを受けたりしながら、秋の夜長をやり過ごしていた。

車が時々通るのだが、そのうちの一台から軍服を来た若い男が降りてきた。男はぼくに気が付くと近づいてきて話しかけてきた。タブリズでのこと以来、イラン人の若い男と話すのは気が重かったのだが、彼はイラン人には珍しく滑らかでなかなかうまい英語で話しかけてきた。この国では学校で英語を教えていないらしく、英語の普及率はこれまで訪ねた国の中で最も低かった。一般の市民に英語は全く通じないといっていい(そのかわりとても流暢な日本語を話すイラン人がけっこういる。日本にいたことのある人たちである)。
彼は前のような失礼な奴ではなく、宗教の話もしてこなかった。そしてアメリカの悪口をいうこともなかった。それもそのはずでしばらく話していると、彼は問わず語りにびっくりするような話を始めた。

彼は以前アメリカに住んでいたというのだった。

彼と彼の家族はアメリカのフロリダ、その前はワシントンに住んでいたというから、テニス・プレイヤーのアンドレ・アガシのような革命以前に移民をしたイラン系アメリカ人だったのだ。
彼らはアメリカからイランの親戚を訪ねるという名目で革命後のイランの入国を許されたらしい。無事イランに入国して親戚に再会した後、アメリカに帰ろうとすると当局は空港で彼らの出発を許さず、全員にイランからの出国を禁じてアメリカの旅券を取り上げてしまったのだそうだ。
アメリカに彼の父親の仕事も彼らの家も財産も友人もすべて残したまま、彼らは遥か遠くのイランという国の中に軟禁され自分たちの国に帰ることができなくなってしまったのだった。

彼の父はこの時には、アラブ首長国連邦のドバイで働いているということだが、彼自身は徴兵を受けていて、これから軍に戻らなくてはならないということだった。家族のうちの誰かは人質としてイランにいなければならないということなのだろうか。
彼はぼくがそこにしばらくいられるのなら、休みの時に遊べるのにといった。残念ながら滞在期間が2週間しかないのでそれはできそうになかった。
彼は英語を話したのも久し振りだといった。ぼくは彼にこの国に来たのはいつなのか尋ねた。それは10年前、彼が10歳の時だったそうだ。
彼の英語を聞いた時、比較的滑らかな英語だとは感じたが、母国語だとは思わなかった。英語を話す人の極端に少ないこの国では英語が多少危うくなるのも仕方がないだろう。
彼はまたこの国に来る予定はあるかと尋ね、ぼくが分からないというと連絡先を書いてくれた。彼はぼくと話せて楽しかったというと、来た時と同じように車をヒッチハイクして出発してしまった。

彼と実際に話していたのはほんの30分ぐらいだっただろうか。
ただ、親戚に会うためだけに両親に付いてちょっとした旅行気分で来た、宗教も文化も文字も言葉も全く違う、しかも自分の生まれた国を最大の敵としている異国に突然閉じ込められ、故国に戻れなくなった10歳の少年はそれをどう理解したのだろう。
それからの10年はどんなものだったのだろう。
国と国との仲違いに巻き込まれてしまった彼ら家族はこれからどうなるのか。
彼と彼の家族が「祖国」に戻れる日ができるだけ早く来るように願っている。

草々


前略、


 多摩水道橋を渡って神奈川県川崎市多摩区に入る。多摩区の舗装状況はあまりよくなく、細かいでこぼこのある路面は快適ではないが、舗装がないよりはまし。小田急線の鉄橋をくぐってしばらく行くと多摩川に合流する小さな川を少し迂回して橋を渡る。渡ったところには二ヶ領せせらぎ館というよくわからない施設がある。
 さらに進むと東名高速道路の橋があり、それをくぐり、しばらく行くと多摩区を出て、高津区に入る。

つづく


多摩水道橋を渡って、右岸の河原の道へ。


多摩区の舗装状況はあまりよくない。


小田急線の鉄橋


小さな川を迂回して渡ったところに二ヶ領せせらぎ館がある。


東名高速道路(人は渡れない)


多摩区と高津区の境


前略、



 「ご存じ〜」に続き、初版である「古今東西噺家紳士録」のほうの演目、ファイル名対応表も作ってみました。お役に立ちますか。間違いがあったらフィードバックをお願いします。

[演目、ファイル名対応表]

草々


前略、

シリア入国、首都ダマスカスへ。
宿を見つけて安い部屋を見せてもらうと窓のない牢獄のような部屋だったが、何日もいるわけではないからいいだろうと、その部屋に入って昼間から電灯をつけていた。
しばらくそのまま休んでいて昼過ぎになると突然電灯が消えてしまった。窓がないのでドアを閉めていると真っ暗である。ヒューズでもとんだのだろうとしばらく待っていたが、電灯はなかなかつかなかった。部屋を出て、宿のオヤジに尋ねた。
「停電だ」と、彼は答えた。「毎日2時から6時までだ」
「毎日?!」
この町では水不足の地域が時間断水をするように、毎日決まった時間に「断電」をしていた。そういえば、来る途中歩道にやたらと発電機が並んでいるのを見かけたし、部屋のベッドサイドのテーブルにも焼け焦げと溶けたろうが付いていた。窓から外を見ると高級ホテルやレストラン、一部の商店などが歩道に出した発電機で自家発電をしていてエンジンの騒音が町中に響いていた。


パルミラへ。
そこには紀元前後にシルクロードの隊商都市として栄え、その後ローマ帝国に滅ぼされた町の遺跡があり、ギリシャ・ローマの文化に影響を受けた神殿、劇場などが残っている。
そこでも停電があり、そこの場合は時間が決まっているわけではなく不定期のようで、ある日は暗くなるまで停電が続いた。
その日、宿の屋上に上り、寝袋をひいて寝転んでいると、空が次第に暗くなるにつれて星が見え 始めた。砂漠のまん中のオアシスの町であるそこには、まわりに空気を澱ませるものは何一つない。乾燥しきっているので雲さえない。この時には町で微かな星の光を見えにくくする最大の原因であるまわりの人工の光も若干の自家発電の光以外は全くなかった。
星は満天に広がり、日本の都会で見える何十倍もの数の星が見え、銀河系が天の川としてはっきりと白い帯に見えた。星くずとはよくいったもので、星が見え過ぎて漆黒の空が光の粒で汚れているようだった。

草々




ドメイン引越ついでにデザインも変更することに。
前のは変に凝ってしまって自分でも分かりにくかったし、読みにくかった。
見れば分かると思いますが、今度のデザインのテーマは英字新聞です。
少し前なら無理だったかもしれませんが、css3の「columns」が使えるようになってきたので段組が簡単にできるようになりました。
段組にするとちょっと困るのが、画像も段組の中に入ってしまうので、小さくなってしまうこと。
「column-span」で段組を無視してボックスを広げることもできるのだが、横全部にしか広げられず、3段組のうちの2段に広げるということはできないので、画像には使わなかった。
そのかわりに、「transform」の「perspective」と「translate3d」を使って、ホバー時に画像をちょっと拡大するようにしました。ただし、この機能は現時点のグーグル・クロームではバグがあってうまく表示できないので停止させています。

他の新要素というと、記事のタイトルに長体をかけてみました。
「transform」の「scale」を使っているのですが、最初タイトルを普通に縦に伸ばしたら、すぐ下の本文の位置はタイトルを変形させる前のボックスの下に入るので、縦に伸ばしたタイトルが下の本文の上に重なってしまいダメだった。
そこで、普通のcssでタイトルのボックスの横幅を大きくして、文字も大きくしてから、scaleXで縮小するやり方でうまくいきました。
具体的には、タイトルのボックスを、width: 142%; にして、transform: scaleX(0.7); で横幅を0.7倍に縮小してます。

あとは、最近wired.jpがやりだしたのだけど、個別記事のページを表示した時に、その記事だけじゃなく、その下に関連記事や最新記事などをリンクではなく全文表示してしまってどんどん読ませていこうというやつ、新聞というテーマなので、短い本文の記事とかだけだとレイアウトの間が持たないし、あれを真似てどんどん関連記事などを勝手に表示していくようにしました。

それと、スマートフォン対応しています。スマートフォン向けには段組は解除して普通です。

古いブラウザーだと表示が崩れるかもしれません。ご容赦を。
そんなとこかな。

(でまたこのあとデザイン変えました)


 羽田空港へ人を見送りに行き、はじめて外からアイポッド・タッチでメールを送った。
 空港内には有料の無線LANはかなりあるようだが、無料のものは何ヶ所かにあるエアポートラウンジがフリースポットに対応しているぐらい。そのエアポートラウンジも利用自体が有料なので、そこに近づいてもれてくる電波を利用した。
 第二ターミナルの出発ロビーは二階にあり、中三階のようになっているところにあるエアポートラウンジが上に見えている。出発ロビーからそこへ近づくと、アンテナが三本中二本立ち、通信を確立できた。しかし、つながりはかなり細くとぎれとぎれでしか通信できなくて、サイトの閲覧やメール送信をするのはかなり時間がかかった(送信は何度か再試行しなければならなかった)。
 たまには国際線も発着している空港だというのに、無料の無線LAN環境がこんなに貧弱なんて、がっかり。


5月31日(水)晴れ
 三浦海岸を過ぎ、火力発電所を過ぎ、フェリーターミナルに着く。千葉まで大人500円プラス自転車270円。折り畳み自転車を使っているので畳んで持っていけば自転車代はいらないのだが、たいした値段でもないので自転車代も払って乗った。
 千葉県の金谷港に着く。24時間営業の銭湯があったので、出発以来初めての風呂に入る。ここのところ晴れが続いていて急激に日焼けしたのでぴりぴりと肌がしみる。
 房総半島を海沿いに走る、昼過ぎからいいキャンプ地はないかとさがしながら走ったが、全くいいところがない。州崎をすぎて、「日本の道100選」だという房総フラワーラインに入ると平砂浦というなかなかいい海岸になったのだが、トイレも水道もない。コンビニはもちろん、店もほとんどない。常に水筒に水を十分に入れておけばいいのだが、重いのが嫌なので走行中に飲むための分以外は積んでいない。途中、温室で作業をしていた人に頼んだら「川の水でも汲めば」と断られた。千葉県人の印象大幅ダウン。さらに進むと「トイレご自由に」というガソリンスタンドがあったので、トイレのついでに水を汲ませてもらう。
 水さえあればなんとかなるので、平砂浦の海岸にテントを張る。この日も風が強く、砂浜ベースの地面なのでペグの固定がゆるくてちょっと心配だったが、広々とした美しい海岸で、人もほとんどおらず、いいところだった。
(69.98km/4h46m・計174.0km)




前略、

 で、ハンディGPSでなにができるのかというと…。


 とりあえず、外に出てスイッチを入れると、地球ぐるぐる廻っている衛星の電波を受信して現在地を特定してくれる。
 歩き出せば、移動速度、距離、時間、方向、高度、坂道の度合いなんかが分かる。ハンディGPSでももうちょっと大きくて高いものだと、カラー液晶で地図が表示できるものもあって、これだと手のひらサイズのカーナビといっていいものなのだが、ぼくの買ったものはコンパクトなものなので地図は出ない。地図の出るやつはでかすぎるし、ばか高くて、地図のアップロードとかが面倒そうなのだ。


 地図が出ないので、カーナビのように自分がどこにいるのか把握したり、目的地への経路探索などはできないが、あらかじめパソコンの地図ソフトなどで行きたい場所(ウェイポイント)を登録して、そのデータをハンディGPSにアップすれば、自分のいる場所から目的地への方向と距離を示してくれる。


 最終目的地を登録しただけだと、道があろうとなかろうと、間に川があろうと海があろうと、常に最終目的地を示すだけで、道順などは全く考慮されない。
 こういう場合は、目的地までの道順に沿って複数のウェイポイントを登録して、そのウェイポイントを順番に登録した道順(ルート)を作れば、順番にルートに沿った目的地の方向を示してくれる。
 この場合、現在地、方角、ウェイポイントとそれらを直線で結んだルートは白地図で表示され、それぞれの位置関係は把握できる。

 そして、ハンディGPSの新しいおもちゃたるゆえんがトラック記録機能だ。
 ハンディGPSを持って動き回ると、動いた軌跡(トラック)がデータとして保存され、パソコンにデータをダウンロードすればその軌跡が地図上に表示できる。
 例えば、


多摩川沿いに玉川上水の分岐点まで自転車で行って戻ってきたもの。


荒川の堀切あたりから多摩方面へ自転車で。


東京から神戸までの深夜バスに乗ったときのもの。
このバスには何度も乗っているが、長野の方まで寄り道しているとは知らなかった。

 というふうに表示できる。
 例えば、この軌跡表示機能を使って、ナスカの地上絵のように絵を描いている人たちもいる(bs@gps、GPS Drawing)。
 正直なところ、この軌跡表示機能は道に迷って迷走すればするほど、後でその軌跡を見るのが楽しいので、本来のナビゲーション機能とは相反してしまうところがちょっと困ったところ。
 どうです。新しいおもちゃだと思いませんか?

草々


 アイポッド・タッチのメールでワードプレスで作られたこのウェブログに投稿するテストをやってみた。
 アイポッド・タッチを持ち出して、出先からウェブログが更新できたらいいなと思ったのだ。
 わざわざメールで投稿するテストをしたのはなぜか。
 もちろんアイポッド・タッチのウェブブラウザーからワードプレスの管理画面にアクセスして投稿することはできる。アイポッド・タッチに最適化された管理画面にするプラグイン(WPhone)もはいっている。
 でもそれだと無線LANにつながっているときじゃないと記事が書けないのだ。今考えているのは暇があるときに無線LANがないところでもちょこちょこ書き足していって、無線LANのあるところで投稿、というかんじなので、ブラウザー経由ではうまくいきそうにないのだ。
 そこでアイポッド・タッチのメモ(Notes)で書いていくことにした。
 ここでアイポッド・タッチにコピー・アンド・ペースト機能さえあれば、無線LANのあるところで投稿フォームにコピー・アンド・ペーストすればいいのだが、残念ながらまだない(アイフォンOS 2.0ベータにもまだないようだ)。
 そこでメール投稿が必要になってくる。メモには書いたものをメールで送る機能がついているのでワードプレスがメール投稿を受け付けてくれればなんとかなる。
 ワードプレスにはもともとメール投稿の機能が付いていたが、まだ一度も試していなかった。試してみたら見事に文字化けした。当然文字コードの問題なので、いろいろ調べてみてよく分からないPHPをいじくろうかと思ったが、面倒なので日本語メール向けのプラグインはないのか探してみた。
 あるね。wp-shot。
 日本の携帯電話のメールによる投稿を可能にするワードプレスプラグイン。もちろんケータイ以外のメールにも対応している。メールに添付した画像もウェブログに表示(でかい画像はサムネイルにも)できる。
 で、昨日付けの記事でテスト投稿をいくつかしてみた。
 うまくいった(うまくいかなかったのは削除した)。
 ただ(修正してしまったが、)本文24字目の後に半角のスペースがはいってしまっていた。これはなんのせいだろう。アイポッド・タッチ? メールサーヴァー? プラグイン? まあこのくらいは投稿した後にブラウザーの管理画面からアクセスして修正すればよいかな。
 画像添付もうまくいったが、アイポッド・タッチにはカメラが付いていないので、添付できるのはあらかじめ取り込んだ写真か、スクリーンショットくらいかな。テスト投稿したみたいにグーグルマップのスクリーンショットを添付すれば現在地を知らせるのにはいいかも。
 カメラ付きアイポッド・タッチが出てくれればうれしいな。