テントのポールが折れている。
応急修理をしたままずっと使っている。
最初にポールが折れたときには途方に暮れてしまった。自転車旅行中の北海道の田舎だったし、補修部品が付いているようなテントではなかったし。そもそも折れるなんて思っていなかった。
ああ、ちなみにテントは「買ってはいけない」でおなじみのコールマンのテントです。
そうです。コールマンのテントを買ってしまった自分が悪いのは承知しています。そういうことは買う前にいってください。
その晩の一泊は折れてひしゃげたテントでなんとかやり過ごし、次の日の半日でなんとかしなくてはならなかった。
コールマンのサポートが頼りにならないのは、なんとか電話番号をさがしあてて電話をかけてすぐに分かった。自分でなんとかするしかないのだ。
その日、自転車で走ってるうちになんとか大型金物店(ホームセンターなどともいう)に行き当たった。そこにあるものでテントのポールを修理できるものをさがさねばならない。
そして、ナット(ボルトにぐるぐる回していれるやつね)に、普通は高さ1センチくらいなのだが、背の高い何センチもあるナットがあるのを発見。直径10ミリのボルト用のナットがテントのポールにぴったりはまることを確認し、これを折れたところにはめると応急修理できることが分かった。
あ、ちなみに折れたのはアルミポールで、ポールとポールをつなぐ凸の細いところが折れていたのです。
その後、このテントのポールは別のところが次々と折れ続け、そのたびに応急修理をして使い続けました。現在、3本しかないポールの各2ヶ所ずつ、計6ヶ所が折れて、応急修理されています。
6ヶ所折れた後は落ち着いて、さらに折れることもなくなり、応急修理のままずっと使っていたですが、そろそろもうちょっとまともな修理をしようと思い立ちました。
まずは頼りにはならないけどとりあえず製造元のコールマンにたのんでみるのはどうだろう。
ポール(テント・タープ)の修理
Q:修理は、どこにお願いすればいいですか?
A:お近くのコールマン製品取扱店までお持込ください。
※直送による修理は承っておりません。
Q:修理代金は、いくらかかりますか?
A:一組(一本、節の交換一節)につき基本料金¥1,000となります。
以降、同じ組で一節増すごとに¥500ずつ加算されます。
例)折れ・曲りが二節 ¥1,000 + ¥500
※販売店から別途、運賃・手数料等を請求される場合がございます。
あらかじめご了承ください。
Q:修理には、どれぐらい時間が掛かりますか?
A:修理品が届いてから、1週間〜10日間のお預かりとなります。
前後に各販売店との配送日数が加算されますので、詳細につきましては各店頭にてお尋ねください。
2ヶ所ずつ折れたポールが3本ということは、1500円×3=4500円てことかな。今さら、このボロテントに4500円は投資できないなあ。
実際のところ、折れた3本のポールはすべて頭頂部分、真ん中の2ヶ所のつなぎ目の部分が折れていて、このパーツを新品に変えたとしてもまた同じように折れる可能性はものすごく高いように思えるのだ。
コールマンではポールの補修パーツのようなものは別売りしていないようである。
仕様がない、また自分で探してみよう。
ポールにぶっといナットが二つも付いているのはさすがにかっこわるいし、重くなる。
ちょうどいい金属パイプがあればいいのだと、テントのポールを持って金物屋にいったのだが、なかなかちょうどいいものはなかった。
金属のパイプは売っているのだが、10ミリだとはいらない、13ミリだとゆるゆる。その間がない。3軒ほど大型金物店をはしごして、ついにみつけました。
真鍮のパイプ。ポールにぴったりはまる。長さ1メートル。安くて軽いアルミのもあったけど、ぴったりはまるのは薄いパイプで強度が不安だったので真鍮の方にした。
そのお店は有料でカットもしてくれるが、工具を貸してくれて自分で切るなら無料だった。なんと良心的(ちなみにUnidy ホームセンター)。1メートルのを75ミリくらいに金ノコで切って、780円で13本のポール補修パーツができました。
うまくできた気がします。近々テント張って試してみます。
追伸、ぼくのテントのポールの直径は8.5ミリ。10ミリの真鍮のパイプだとぴったりだった。
10ミリのアルミのパイプは厚み1ミリくらいのだと、当然だけどはいらない。厚みが真鍮と同じ薄いやつだとぴったりだけど、強度的にかなり不安。アルミより真鍮の方が硬いのだ。ステンレスだと強度的にはさらによさそうだが、硬すぎて金ノコで手で切るのは無理じゃないかな。
琵琶湖から日本海、若狭湾へ向かう途中。熊川宿だったかな…。
となりのツーデーマーチのポスターが最新のものであるということは、「ちょっとエッチなミルキーっ娘」のポスターは狙いか。
正確には「ちょっとエッチな美新人娘」らしい。
ちょっとエッチな美新人娘 – Google 検索
関西在住者にはなつかしい「びわ湖タワーへ行こう!」のテレビコマーシャル。
ついにたどりついたらつぶれていた。
元世界一の観覧車は錆びていた。
びわ湖タワー – Wikipedia
関ヶ原を越えているころだったかな。こんなラーメン屋をみつけて驚いた。
元ベトコンの人がやっているにしては看板の手書きの字はうまいし、店名は和風だし。おでんもやってる。だいたい南ベトナム解放民族戦線の人は自らベトコンとは名乗らないんじゃないか。
気は引かれたが、ちょっと恐いし、開いてないようだったしスルーした。
うちに戻ってから調べたらベトコンラーメンは東海地区ではそこそこあるラーメンらしい。
ベトナム人がやっているのではないらしい。
「ベストコンディション」を略してベトコンらしい。「ベスコン」ではないんだ。
ベトコンラーメン – Wikipedia
アイポッドタッチのスクリーンショットを添付してみます。
6月25日(日)曇りのち晴れ
昨日は午後から晴れてきていたのに、今朝はまた曇っていて、霧雨まで降っている。雨はたいしたことないので出発。
石狩川に沿った国道を上る。砂川市まで来たところで川を渡る。ここからは自転車専用道があるのだ。石狩川の左岸を通る自転車道を走る。
滝川市まできて橋を渡る指示があり、ちょうど昼時だったので橋を渡ったところで自転車道をはずれて町に入りコンビニへ弁当を買いに行き、その後、自転車道をはずれた橋のところではなく、当然自転車道が伸びていると思われる上流の土手の方へ先回りして走り始めたが、また何キロか走ってからどうもおかしいと気付いた。これまで走っていた自転車道とは違うようなのだ。しかし、本線をはずれるようなことがあるのだろうか。川の左岸を上っていて、右岸に渡ってまたさかのぼっているだけなのに、どうすればまようというのだ。でもやっぱり今走っている道はおかしいので、とりあえず戻ってみた。
橋のところまで戻ったら、そこから自転車道は下流へ行くように矢印が付いていた。なぜだ。指示に従ってしばらく走っている間も看板がいたずらされているんじゃないかという疑いが頭を離れなかった。
いぶかりながらもずっと走っていると、いつの間にか自分が北へ上流へと走っているのに気が付いた。いったいどういうこと…?
謎解きはというと…。
ぼくは最初、石狩川の左岸を北へと上っていた。滝川市の手前で石狩川は空知川が合流していたのだが、川幅が広いので気付かず、知らないうちに空知川の左岸を上っていた。で、橋を渡って右岸に出て、知らずに空知川の右岸をさかのぼろうとしていたのだ。気が付いて、空知川の右岸を下っていくと空知川は石狩川と合流する。ぼくは空知川の右岸を走っていて、合流して、石狩川の左岸を上ることになったのだが、合流地点のカーブが緩やかで、道の周りが雑木林で見通しが利かなかったこともあり、方向転換したことに全く気が付かなかったのだ(このあたりの地図を見れば少しは分かりやすいかな)。
その後、川原のグライダー飛行場などを見ながら進んでいたのだが、再びトラブルに。自転車道が途切れてしまったのだ。なんとこの自転車道はまだ工事の途中で全線が開通したわけではなかったのだった。
途方に暮れてしまう。途切れたところは周りに畑ばかりが広がる区画された農地で、川に沿っては道は走っておらず、碁盤の目のような農道の中を川がでたらめにくねくねと走っていた。土手に道はあったが、大きな石がごろごろした舗装されていない道で、しばらく自転車で走ってみたが、乗り心地は最悪で、自転車道は再開しそうになく、迷走したのちにあきらめて、少し離れたところを並走している国道に戻ることにする。
この後もいろいろとロスをしながら、逆風も強く吹き出す中、くたくたになりながらなんとか深川市に着く。
ここでも総合運動公園というのがあって、なんとかなるのでないかといってみたら、かなりコンパクトにまとまった公園のため、テントを張ると目立ちすぎるので、その近くの広い草むらのある道でテントを張った。この日は全くついてなかった。
(117.52km/6h56m・計1748.2km)
6月24日(土)曇りのち晴れ
7時頃起床。まだくもっている。小樽にもう一泊することも考えたが、軽くうろついて出発することに。
今回の旅では札幌には寄らないことにした。札幌だけでなく、大都市には行かないことにしていた。大きい町ではテントを張るのは難しいし、方向音痴なので道に迷ってしまうのだ。
札幌は避けて、石狩川方面に向かう。今回、荷物を軽くするために北海道の地図はダイソーの北海道全部が大きな一枚にはいった100円のものを持ってきているだけだった。それによると石狩川をさかのぼるには、国道337号線をずっと進めばいいだけのはずだった。しかし、地図に従って進んでいたはずなのに337号線はいつのまにか231号線になっていた。でも走っている道には間違いがないようだった。
そして石狩川に沿っていくには、地図によればその道から右折して337号線を行けばいいはずで、海沿いにまっすぐ行くと231号線になっていた。
途中、右折するそれらしい道があったのだが、県道となっていたのでまだだと思って直進する。長い坂を上って丘の上を走るが、それらしき右折する国道はない。走っていた丘の上から長い下り坂を少しおりたところに工事中の看板がありそこの地図を見てみると、先ほどの右折する県道が国道337号線となっていた。
どういうことなのだろう。以前は337号線だったものがそうでなくなったのだろうか。とにかく道を間違えたことだけは間違いなかった。
考えられる選択肢は三つ。一つ目は石狩川方面を行くのはやめて、このまま海沿いを行く。しかし、この先は坂がきついのでそれを避けるために石狩川方面に行こうとしていたことを考えるといい案とはいえない。二つ目はこの近くで右折して無理矢理本線に復帰する。これはさらに道に迷って取り返しのつかないことになる可能性大だった。結局、三つ目の一番穏当で退屈な、元へ戻るという選択をすることにした。
曲がらなくてはいけなかった県道まで8キロほどあった。往復16キロの無駄足。
しばらくは本当にこの県道で間違いないのかといまいち不安だったのだが、当別町に入るとやっと安心でき、当別川の橋を越えるときにいい感じの川原の公園が見つかり、そこにテントを張ることにする。川原はそれほど広くないが、川沿いに長く延びた公園にパークゴルフ場などが整備されていて、簡易トイレなどがあった。水道がないのは困ったが、近くに大きなスーパーがあったので、食料調達のついでに水を汲ませてもらった。
(81.48km/5h02m・計1630.7km)