ついでだからとアイチューンズに保存されているポッドキャストも同じ方法でドロップボックスに突っ込んでみた。うまくいったが使いやすいとまではいえず、やめた。もっといい方法がありそう。

 とにかくこれでアイポッド・タッチ/アイフォンをパソコンとつないで同期させなくても、録音したラジオ番組をワイファイ経由で聞くことができるようになった。
 長期の旅に出たりしていても、パソコンを付けっぱなしにしておけば、ラジオを自動的に録音してネットに上げてくれて、ネットのつながるところなら(アイフォンならケータイがつながるところでも)どこからでも番組が聞けるようになる。
 アイポッド・タッチ/アイフォンのウェブブラウザーのサファリはバックグラウンドで動くようで、音声を再生しながら、メールソフトなど、他のアプリケイションを動かせるし、スリープ(ロック)させて画面表示を消しても音声は聴くことができる。
 なのに、肝心のサファリで他のページを閲覧することができない。音声再生中はほかのページ(タブ?)を開くボタンが表示されないので、音声再生のページから移動できない。
 他にも問題はいくつかある。
 ドロップボックスのアイポッド・タッチ/アイフォンサイトでストリーミング再生はできるが、ひとつのファイルごとにしか聞くことができない。連続再生はできない。ちょっと面倒。
 さらにアイポッド・タッチ/アイフォンからレイディオシャークの録音予約ができればいうことないのだが、やり方が分からない。
 ウィンドウズパソコン用にはレイディオシャークをネット越しに再生、録音、予約できるシェアウェアがあるらしい。いろいろ工夫してみよう。
(おわり)

 これでとりあえずレイディオシャークで録音した音声ファイルがネット上のドロップボックスのストレージに保存された。
 ネット上のドロップボックスに保存されたファイルはパソコンのウェブブラウザーで閲覧したり、消去したり、ダウンロードしたり、アップロードしたりできる(ほかにもいろいろできる)。
 さらにアイポッド・タッチ/アイフォンのウェブブラウザーでもドロップボックスのサイトを開けばファイルを閲覧できる。さきほどの音声ファイルを表示させてタップすれば、パソコンで録音したラジオの音声をワイファイ経由でストリーミング再生できる。

 ドロップボックスのアイポッド・タッチ/アイフォンサイトは当初、音声ファイルを再生できなかった。そこでサポートフォーラムの機能リクエストに書き込んでお願いしたらすぐに改善されてできるようになった。ほんとは.m4bファイルも再生できるようにお願いのだが、それはまだできていないようだ。なのでレイディオシャークの保存形式は「bookmarkable」だとだめ。(つづく

2008年10月のブログ投稿


 
 
 

 次善の策を三つ思いついたので試してみた。
 一つ目。アプリケイションをログイン項目に入れた。こうすれば録音した後、マックを(再)起動したときに音声ファイルがドロップボックスの同期フォルダーに移動する。
 問題点。ただでさえログイン項目が多いので起動したときの処理が重くなって、まともに使えるようになるまでに時間がかかってしまう。

 二つ目。システム終了項目に入れた。といってもOS Xにはないので、アップルスクリプトでアプリケイションを実行した後にシステム終了するというのを作って、ドックに登録してみた。
 問題点。マック内のファイルの移動は問題ないが、そのあとにネット上にアップロードされるまで待ってると時間がかかってしまう。ファイルの重さによってはアップロードの時間も違う。ファイルの移動の後、すぐにシステム終了してしまうと、次に起動した後にアップロードが始まって処理が重くなる。

 三つ目。アイキャルはログイン項目に入っていて常に起動しているので、こいつにスケジュールを組んでアプリケイションを定期的に起動させる。6時間おきくらいに自動的に起動するようにしてみた。
 どれも一長一短があるのだが、とりあえず、いまはこれにしてある。

 あ、四つ目、速いマシンを買えば、こんなことはしなくてよい…。
つづく

 レイディオシャークの音声ファイルの保存場所をドロップボックスの同期フォルダーの中にすれば、レイディオシャークが録音した音声ファイルはできた尻からネット上のドロップボックスのストレージに同期される…。

 …はずなのだが、うちのマックは8歳の誕生日をめでたく迎えた非力なG4キューブなので、レイディオシャークの音声ファイル作成とドロップボックスのアップロードが同時に動き出すとレイディオシャークの動作に必要なパワーが足らなくなって音が飛んでしまうのだった。
 困った…。レイディオシャークとドロップボックスを同時に動かせない。
 レイディオシャークの保存場所を元に戻す。なんとかレイディオシャークが録音を終えた後に音声ファイルをドロップボックスの同期フォルダーに移動させなければならない。もちろん手動は面倒くさい。

 レイディオシャークの音声ファイルをドロップボックスの同期フォルダーに移動させるために、オートメーターを使うことにした。
 ファイルを移動させるワークフローを作った。これをアプリケイション形式で保存して、起動させればファイルがドロップボックスの同期フォルダーに移動して、アップロードされる。
 レイディオシャークが録音を終えた直後にこのアプリケイションを自動的に実行できればいいのだが、いい方法が思いつかなかった。
 次善の策を三つ思いついたので試してみた。
つづく

 ドロップボックスが話題ですね。ネットにつながっている複数のパソコンのフォルダーとネット上のストレージを全部同期してしまうサービス。
 これとアイポッド・タッチ(またはアイフォン)とレイディオシャーク(パソコン用ラジオ)を組み合わせれば、ソニーのロケーションフリーのラジオ版みたいなラジオサーバーが構築できるんじゃないかなと思ったのでやってみた。

 レイディオシャークの初期設定で、まず保存形式の「bookmarkable」ははずしておく。こうすれば.m4aファイルになる(bookmarkableファイルの.m4bだとあとで困る)。
 で、音声ファイルの保存場所をドロップボックスの同期フォルダーの中にすれば、レイディオシャークが録音した音声ファイルはできた尻からネット上のドロップボックスのストレージに同期される。簡単だ…。
つづく