いろいろあるオンライン・ストリッジ・サービス。機能の説明は面倒なので割愛。
 アイフォンやアイポッド・タッチで利用するならどれが便利なのだろう。

  Dropbox ZumoDrive SugarSync
無料で使用できる容量 2GB 1GB 2GB(+α)
使用方法 コンピューターの任意の場所に置いた「Dropbox」フォルダーをネット上の保存領域と同期する ネット上の保存領域を外部ハードディスクドライブのようにコンピューターに接続し、データを読み書きする コンピューターの任意のフォルダーをネット上の保存領域と同期する
特徴 保存、同期したデータの変更履歴が保存され、以前の状態に戻すことができる 同期は行わないので、ネット上にのみデータを保存する コンピューター上の任意のフォルダーを同期の対象にできる


 シュガーシンクは後発なので、ドロップボックスの「Dropbox」フォルダーしか同期できないという弱点を突いて、コンピューターのどのフォルダーでも同期可能にしてきた。
 これでアプリケーションソフトによっては保存場所が決まっているデータでも同期が取れるようになる。メールソフトのメールデータとか、アイチューンズやアイフォトのデータとか。うまくやればブックマークとか複数のコンピューターで環境を合わせることができそう。
 ただ無料版のシュガーシンクはスピード制限がかけられているのでかなりとろい。

 ズーモードライブ(って読むのかな)は同期方式ではない。同期の場合はネット上に保存する容量と同じだけの領域がローカルのコンピューターに必要だが、ズーモードライブはネット上の領域を外部ドライブとしてデータを保存するので、コンピューターにはデータを残しておく必要がない(のでバックアップにはならない)。その分、ネット上のデータを読み書きすることが多くなるが、キャッシュを利用してスピードアップを図っている。

(追記)シュガーシンクはなんやかんやで無料でも2GBより大きな容量を利用できる。アイフォン/アイポッド・タッチの専用アプリで機能を試したり、紹介リンクからサインアップすれば、ボーナスの容量(250MB〜10GB)が使えるようになる。紹介したほうもされたほうもボーナススペースがもらえる(紹介でサインアップした人の登録メールアドレスが紹介した人に見えてしまうので注意が必要)。

 アイフォンやアイポッド・タッチからは、保存されたデータを閲覧するだけだが、限られた本体の保存領域を使用せずに、ギガバイトサイズのデータに、アイチューンズとシンクすることなくアクセスできるのは便利。

  Dropbox ZumoDrive SugarSync
iPhone/iPod touchからのアクセス方法 Web App Web App
画像
(ウェブアプリなので機能は限られている)

(スライドショウあり)

(ウェブアプリなので機能は限られている)

(スライドショウなし)
音声(mp3)
(再生位置の調整スライダーが出ない)

(同左)

(同左)
音声(m4a)
(再生位置の調整スライダーが出ない)
×
(スライダーが出ない)
音声(m4b) × × ×
動画(m4v) × ×
動画(mp4) × × ×
動画(flv) ×
テキスト(txt) △(閲覧可、文字の選択コピーがちゃんとできない)
pdf △(閲覧可、文字化けする場合あり、文字の選択コピーができない)
ワード書類(doc) ◎(閲覧可、文字の選択コピー可)
HTML ◎(閲覧可、文字の選択コピー可)

 それぞれのメディアの扱いは、それぞれのサービスやアイフォンOSのバージョンアップで変わるかも。
 画像の扱いはアプリケーション形式のもののほうがウェブアプリのものよりよい。アイフォトなどのコンピューターの画像閲覧ソフトの画像フォルダーを同期すれば、アイチューンズとシンクしなくても画像が閲覧できる。
 ビットレートの高い動画は再生できるまでに時間がかかる。エロをアイポッド・タッチ本体に保存して危険を冒すのではなく、ネット経由にしようと思ったのだが、思いの外、ネット経由のストリーミング再生は重い。
 今のところ、ドロップボックスのウェブアプリのメディアの対応が一番よい。うちにはUSB接続ラジオのレイディオシャークがあるので、このラジオの録音フォーマットであるAAC(m4a、m4b)の音声が扱えると、コンピューターでタイマー録音したラジオの音声をすぐさまネットにアップしてためておいて、アイポッド・タッチで聴くというラジオサーバー的な使い方ができて便利。
 それぞれさらに巨大なスペースが利用できる有料サービスがある。より巨大なスペースがあればアイチューンズのライブラリーをまるごと同期するなんていうお大尽な使い方も可能。

 アパートの一階の軒下につばめの巣が2つ3つあった。
 今年のシーズン前、業者が来て全部掃除してなくなってしまったのだが、今年来たカップルが新たに巣を作った。ここのところ、ずっと一羽が巣にいるので卵を温めているのだな、まだかなと思っていた。
 先日、ついに生まれた。よしよし。
 さっき、出かけるとき、巣を見にいったら…。
 がが〜〜ん!
 ちっちゃいヒナが一羽、巣の下の床に落っこちているではないか。
 打ちどころがよかったのか、まだ元気に動いている。
 拾い上げると手のひらに収まってしまう4センチほどのヒナ。
 近所の店に頼んで椅子を出してもらって、元に戻してあげる。
 巣には他に元気なヒナが3〜4羽いた。彼らに蹴り出されてしまったのだろう。今回は戻すことができたが、また押し出されてしまうかもしれない。
 ちっちゃくてふわふわのヒナだったけれども、2メートルもある巣から落っこちたら、元気に動いていたとはいえダメージがなかったわけではないだろう。
 あの小さな巣では5匹も巣立ちするまで大きくなることは無理なのかもしれないし、それは織り込み済みのヒナの数なのだろう。
 巣から押し出された時点で、もう親がくわえて元に返すことは無理だし、自然にまかせるとしたらあのヒナは生存競争からは脱落したということだ。
 巣から落ちたヒナはカラスや猫の餌食になってしまうことが多いらしい。
 つばめが人通りのある場所の軒先に巣を作るのも、わざとそうしているらしい。人が通る場所にはカラスなどの天敵が近づけないからだそうだ。
 他のヒナに落とされるようでは、あのヒナも今後の厳しい生存競争に勝てないかもしれないが、もし巣立ちできて、来年以降、成鳥になることができたら、それはぼくが絶体絶命のところを助けてあげたからなのだから、反物のひとつも持って帰ってきてほしい(もちろん部屋ものぞかない)。

2009年7月のブログ投稿