買ったもの:ブルートゥース送信機
製品名:iitrust ワイヤレス オーディオ Bluetooth送信機
買ったところ:アマゾン(商品リンク)
購入時期:2018年4月
価格:1880円
おすすめ度:★★★★☆
■これは何?
アナログの音声信号をブルートゥースで飛ばす。
ヘッドフォンジャックなどの音声端子にこの装置をつなぐと、ブルートゥースイヤフォンなどで聴けるようになる。
■使用目的
新しく買ったPCモニターにつなぎ、ゲーム機の音声をブルートゥースイヤフォンで聴くこと。
この場合気を付けなければいけないのは、この手の機器は遅延が発生しがちだということ。要するに音が遅れて聴こえてしまう。
ゲームで使用する場合、音が遅れてしまうのは致命的なので慎重に選ばなくてはいけない。
■機能
この送信機はapt-Xとapt-X ロー・レイテンシーに対応している。
apt-Xとはコーデック(圧縮方式)の種類。
ブルートゥースの音声コーデックにはSBC(SubBand Codec)という基本のコーデックがあり、ブルートゥースの音声機器は必ずこれには対応している。なのでいちいちスペックにも書かれてはいない。
追加のコーデックとして、このapt-Xとapt-X ロー・レイテンシー、AACなどがある。これらはより高音質で遅延が少なくなっている。
ただし、高音質、低遅延で聴く場合には、送信側と受信側の両方が同じコーデックに対応している必要がある。
送信側でいうと、アイフォンなどiOS機器はAAC、アンドロイドはapt-Xに概ね対応している。
ブルートゥースイヤフォンはスペックにapt-XともAACとも書かれていなければ、ほとんど基本のSBCに対応しているだけだろう。そしてSBCにしか対応していないイヤフォンでは音の遅延は避けられない。
うちにはこのサイトでも紹介したブルートゥースイヤフォン、Anker SoundBuds Slim+がapt-Xに対応しているのでいいだろうと思った。
イヤフォンがapt-X ロー・レイテンシーに対応していれば、より遅延が小さくなるのだが、とりあえず手持ちのもので試してみることにした。
■外観
45╳45╳15ミリと大変コンパクト。
デザインも、他の競合機器がだいたい黒の無骨なものが多い中、アップルのブルートゥースイヤフォンのエアーポッズのケースによく似ていていい感じ。
■使い具合
マイクロUSB端子にコードをつなぎ電源供給。
この装置はバッテリー駆動とUSB電源供給の切り替えスイッチがついていて、今回のように据え置きで常に電源をつなぎっぱなしで使用する場合は、そちらに切り替えておけばバッテリーを常に充電状態にしておくことでの劣化が防げる(はず)。
今回はPCモニターにつなぐので、モニターのイヤフォンジャックからこの装置のミニジャックに接続。
そして送信と受信の両方の機器をペアリングさせればオーケイ。
問題なく接続でき、もちろん音も聴こえる。
■音の遅延
音の遅延はというと……。
ほとんどないといっていいと思う。
厳密に測ればあるのだろうが、実際にゲームをしても遅れていると感じることはなかった。
ちなみにSBCでは約0.2秒の遅延が発生するらしい。
AACだと約0.12秒、aptXだと約0.07秒、ロー・レイテンシーだと約0.04秒とのこと。
この商品のアマゾンのレビューで音の遅延がひどいなどと書かれたものがあるが、おそらくapt-Xに対応していないブルートゥース機器で聴いているものと思われる。
いまどきのゲーム機がコントローラーはブルートゥースで接続しているのに、音声はブルートゥースで飛ばさないものが多いのは、対応した機器を接続して聴かないと遅延が発生してしまうからだろう。
[まとめ]
■いいとこ
apt-X ロー・レイテンシーに対応。
電源の入力切替あり。
デザインよし。
値段安い。
■悪いとこ
いまのところとくになし。
この手の機器が必要なら買い。