前略、
カーボーイロックはダホン社純正の自転車用ワイヤーロック。
これはけっこうすぐれもの。普通のワイヤーロックは長さや太さはいろいろでもだいたいワイヤーの両端をロックして大きな輪を作るものが多い。カーボーイロックはもちろんそういう大きな輪を作ることもできる上に、ロック部分が細長くなっていて、反対側の端に小さな輪があり、まずロック部分をその輪に通して、さらにロック側にも輪を作れるので、ワイヤーの両方の端に二つの輪を作ることができる。カーボーイロックのカーボーイとは投げ縄の輪のようにできることからきている(言葉では説明しにくいね)。
収納時はロックのないほうの輪をサドルとレールのあいだに通して、残りをシートポストに巻き付けて固定している。
どこかに駐輪するときは、端をサドルに固定したまま、後輪を通し、さらにフレームを通し、なにか固定された柱があればそれを抱かせて、前輪にもうひとつの輪を作ってロックする。こうすればクイックリリースですぐはずれるようになっている車輪やシートポストも同時にロックできる。ハンドルもクイックリリースで抜けるようになっているのだが、これはどうしようもない。ブレーキや変速用のワイヤーが付いているのですぐには抜き去れないと思うしかない。
ワイヤーの太さが4ミリのものと8ミリのものがあって、値段はたいして違わない(しかも一般的なワイヤーロックより安い)ので、最初は当然太い8ミリのほうだと思っていたのだが、取り回しの簡単さを考えたらやはり4ミリのほうがいいと思い直してそっちにした(8ミリのものには付いている自転車に取り付ける器具は4ミリのものには付いていない)。ワイヤーカッターを持った本気の自転車泥棒に来られたら4ミリも8ミリも変わらないんじゃないかとも思う。
草々