前略、
少し前にiTunesで作ったスマート・プレイリストがiPodでは少し振る舞いが異なるということに触れました。
ライヴ・アップデイトがかかっているスマート・プレイリストで、再生中にリストの内容が変わるような条件(再生回数や最後に再生した時期など)の場合、iTunesならちゃんとライヴでリストが更新されるが、iPodでは再生中のプレイリストから出ないとリストの更新は行われない。
そして、スマート・プレイリストの条件にgrouping(分類)が含まれていると、iPodではプレイリストの再生が終わってからのリストの更新も行われず、次にiTunesとシンクするまでリストが更新されないようだ。
と、ここまでが前回のあらすじ。その後、すこし進展があったのでお知らせします。
アップルのこのTech Info libraryによると、iPodでスマート・プレイリストを利用する場合は「grouping(分類)」は使えない、とあります。「grouping(分類)」を使用したスマート・プレイリストはiPodではリストが空になるというのですが、実際はそんなことはなく、この情報は少し古いようです。
米国版のSupport Siteの同様の内容の記事によると、iPod Updater 2004-04-28によってこの問題は解決されているとあります。
iPodではリストが空になるという問題は解決されたのでしょうが、ライヴ・アップデイトに関することは書かれていません。先の日本語版のTech Info libraryにはスマート・プレイリストで「分類」ではなく「コメント」を利用しろ、とあるので、うちのiTunesにはいっている曲の「分類」の内容を全部「コメント」に移し替えました(3000曲以上あってちょっと面倒でした)。
結果は成功です。「コメント」で分類したスマート・プレイリストはiPod内でほかの項目と同じようにライヴ・アップデイトに対応してくれました。
結論はiPodでスマート・プレイリスト使うなら、曲の「分類」は使わないほうがいいということでしょう。この振る舞いがアップルで「バグ」として見なされているのであれば、将来のiPodソフトウェアのアップデイトで対応されるかもしれません。
草々