迷子
迷子になるのが面白い。
散歩に行って適当に路地を入り方向感覚をなくす。
もともと方向感覚がないので知らない道だとすぐ迷子になれる。
めったにはないが、たまには先へ進んでるつもりなのに、さっき歩いてた道にもどってしまうことがある。狐に化かされたか、時空がゆがんでるんじゃないかと思って笑ってしまう。
ハンディGPSマシンを持っていくと、帰ってからパソコンでどこをさまよっていたか確認できてさらに面白い。
方向感覚がないのは生まれ育った場所に関係があるのかもしれない。
子供のころ住んでいた場所は、北には山、南には海、東西に電車の路線が三本、国道が二本、道は概ね東西と南北に、という場所だったから方向感覚をなくしようがなかった。そうじゃない場所にいくと不安になった。そのせいで方向感覚が育たなかったのかもしれない。太陽が出ていないとお手上げだ。
今日は偶然行き当たった肉屋で安いコロッケをみつけた。