前略、
前回はCD-ROMを買って、落語の音源をiTunesでAACにエンコードしているところまでだった。エンコードには時間がかかりそうなので、そのまま寝てしまったのだが、朝起きてもまだエンコードは終了していなかった。半日以上かかったことになる。
前回はこれほどはかからなかったはずである。今回はやり方を変えたのが裏目に出てしまったようだ。今回のやり方は、TikerToolを使って、可視にしたCD-ROM上のmovファイルをiTunesにコピーして、それをACCにエンコードするというもの。前回は、iTunesがクイックタイム形式を読めることを知らなかったので、OS 9上でFile Buddyを使って、不可視のmovファイルをコピーして、それをSoundAppかなにかのサウンド処理ソフトでAIFFファイルにバッヂ処理で変換してから、iTunesでエンコードした。この時も時間はかかったが、朝起きたら終わっていた。6時間ほどだったような記憶がある。
同じようにこのCD-ROMの落語をiPod用にエンコードした人とウェブでやり取りをしたときにほんの数時間ですんだという報告もあったので自分のやり方がまずかったのかと思っていたのだが、結局はマシンの処理速度の問題だったようだ。
でもとりあえずはすべての落語は無事AACファイルに変換できたので、次の難関に向かうことにした。
落語のタイトルや演者などのタグを付けなくてはならないのだ。元がクイックタイムファイルなのでタグがついていないのである。おまけに音声ファイルのファイル名は数字だけなので落語との対応が分からないし、制作会社は落語とファイル名の対応表などは公開していないのだ。
旧版「古今東西噺家紳士録」のときは、ファイル名と落語のタイトル、演者の対応表を作ってウェブで公開している人がいたので助かったのだが、この新版のものはまだ見たことがない。自分でひとつひとつさがして打ち込むしかないようだ。幸い、付属の本に、落語のタイトルと演者、元の音源、そして収録時間の表がついていた。収録時間が付いているおかげでかなりファイルを探すのは楽だ(エンコードしたためかiTunesが示す時間と表の時間は誤差があって必ずしも一致しないのだが)。
今、ファイル名と落語の対応表を作ることを前提に、ちまちまとタグ付けをやっている最中だ。そのうち公開できる日が来るかも知れない。必要だという人はいるだろうか。
草々
「ファイル名対応表編」につづく