前略、
やっとCD-ROM「ご存じ古今東西噺家紳士録」を買った。音源付きの総合落語データベースとでもいえばいいのだろうか。2000年に出た「古今東西噺家紳士録」の改訂版だ。古いほうも今年の3月に買ったのだが、収録している落語の8割は入れ替えているということなので入手のチャンスをうかがっていた。
もちろん大きな本屋などに行けば、新旧版両方とも買えるのだが、13440円と少々お高いので「安く」入手できるチャンスをうかがっていたのだ。
旧版はヤフー・オークションで手に入れた。最近でもこの旧版はちょこちょこオークションに出ていて、中古でも落札価格が1万円を超えることも珍しくないのだか、ぼくが入札したときはついていたのか、入札者も少なく約半額で手に入れることができた。
今年に出た新版ももちろんほしかったのだが、出たばかりなのでオークション出てくる頻度が少なく、出てきてもだいたい1万円あたりまでは価格が上がってしまうので様子を見ていた。状態も分からない中古品に、確実に送られてくるかどうかも分からないシステムで、1万円を超える落札価格に送料や振込手数料をかけてくらいなら、素直に本屋で定価で買うほうがましだ。
結局、新版を手に入れたのはオークションではなく、Amazonが仲介する利用者間の市場であるマーケットプレイスでだった。値段は売り手が決めた値段(プラス送料)で即決なので早い。
ここでも出されているのはだいたい1万円ちょっとというものが多かったのだが、たまたま会社でサイトをのぞいていたら7000円というちょっとお目にかかれない値段で出品されていたので、仕事の手を止めて即入手した。また、このマーケットプレイスでは買い手が値段を決めて購入の予約もすることができる。
いま現在、この文を書いているマック上では、このCD-ROMの収録音源がiPodに入れるためにiTunesでエンコーディングされている最中である(純正450MHzのG4プロセッサーのままのCubeなので、2時間かけて70席足らずの落語しかエンコーディングできていません。こりゃ真夜中までかかりそう…)。
旧版の落語の音源をiPodに入れるまでの顛末はこのあたりに何度か書いたので、興味のある方は参照してください。ちなみに今回は、TinkerToolで不可視ファイルを可視にして、見えるようになったCD-ROM上のクイックタイムmovファイルをiTunesにコピーして、AACにエンコーディングしています(iTunesから直接CD-ROM上のmovファイルを指定してエンコーディングしようとしたら可視にしたのにファイルが見えなくてダメでした)。
草々
「エンコード〜タグ編」につづく