[晴走雨読]日本半周 Day 002 神奈川(三浦半島)

5月30日(火)晴れ
 7時起床。出発。三浦半島を南下する。このへんからの海沿いは崖になっていて道も上り下りが激しい。南端の城ケ島へ行こうと高台から三浦港へ坂を下りていったら、城ケ島へは高台の上から橋が伸びていて、また高台を登るはめに。
 城ケ島から海沿いに東へ。途中で弁当を買い、島から見えていた風力発電の風車をめざす。ああいう風車のあるところはだいたい公園になっているのだ。思ったとおりで、そこで昼飯を食って休んでいるうちに、そこがなかなかいいキャンプ場であることに気がついた。きれいなトイレと水道もある。まだ、昼をすぎたばかりでほとんど進んでいなかったが、そこに腰を据えることに決定。洗濯をしたり、本を読んだり、公園に来た人と話をしたりして過ごす。
 夜になり、テントを張って、眠る。昨夜のように波の音がうるさいということはないが、今日も風が強く、風車のモーターが発電する音がけっこううるさかった。
 ショックな出来事が起こった。夜中に起きて、頭がかゆくてたまらないので外の水道で頭を洗ってテントに戻ったら、ライトをつけて入口を開けたままにしていたので蚊がいっぱい入っていた。蚊取線香を焚いて退治した後、金属製のクリップではさんで火を消そうとしたら、火の付いた部分が折れて飛び、テントの床に落ちてしまった。
「うぎゃーーー!」などと奇声を上げる間もなく、エイリアンの体液に溶かされていく宇宙船のように、テントに敷いた銀マットとテントの床は溶けて穴が開いてしまった。
 テント内での火気使用は注意しましょう。
(27.64km/2h03m・計104.0km)