[晴走雨読]日本半周 Day 020 青森〜函館

6月17日(土)曇り
 北海道に渡る前に、スーパーマーケットでお米屋さんの場所を教えてもらい、再びお米を量り売りしてもらう。前回の500グラムは少なすぎたので今度は1キロ。お米屋さんの方も量り売りなんかをするのは久しぶりだったのだろう。10キロの袋に入ったやつをわざわざ開けて量って売ってくれた。
 こちらが払った代金はたった300円なのに、そのお米屋さんは100円ちょっとで売っている即席みそ汁のパックをおまれに持たせてくれた。あまり親切にされると恐縮してしまう。ありがとうございます。
 函館行きのフェリーに乗る。大人1170円プラス自転車510円。キャンプ場で一緒だったバイクの人と前日、岬であった自転車乗りのおじさんとフェリーで話す。
 函館までは2時間足らず。バイクの人は大沼まで行くとのこと。
 ぼくはもうあまり走る気がしないので函館のどこか泊まるろうと出発する。五稜郭に泊まれないかと少し前から考えていたのだ。途中の行き先指示看板に「五稜郭公園」と書いてあり、意を強くする。「公園」とついているところなら、普通の名所旧跡より泊まりやすそうだ。万一、泊まれなかったときのことを考えて、行く途中の広場やグラウンドの場所もおぼえておく。
 五稜郭に着き、自転車で中に入れることが分かり、夜間閉まってしまうわけでもないのも分かると、泊まれそうな気がしてきた。
 お堀の内側の土手、人もあまり来ず、五稜郭タワーからも見えにくい木の陰にテントを張った。
(19.33km/1h30m・計1272.1km)