6月25日(日)曇りのち晴れ
昨日は午後から晴れてきていたのに、今朝はまた曇っていて、霧雨まで降っている。雨はたいしたことないので出発。
石狩川に沿った国道を上る。砂川市まで来たところで川を渡る。ここからは自転車専用道があるのだ。石狩川の左岸を通る自転車道を走る。
滝川市まできて橋を渡る指示があり、ちょうど昼時だったので橋を渡ったところで自転車道をはずれて町に入りコンビニへ弁当を買いに行き、その後、自転車道をはずれた橋のところではなく、当然自転車道が伸びていると思われる上流の土手の方へ先回りして走り始めたが、また何キロか走ってからどうもおかしいと気付いた。これまで走っていた自転車道とは違うようなのだ。しかし、本線をはずれるようなことがあるのだろうか。川の左岸を上っていて、右岸に渡ってまたさかのぼっているだけなのに、どうすればまようというのだ。でもやっぱり今走っている道はおかしいので、とりあえず戻ってみた。
橋のところまで戻ったら、そこから自転車道は下流へ行くように矢印が付いていた。なぜだ。指示に従ってしばらく走っている間も看板がいたずらされているんじゃないかという疑いが頭を離れなかった。
いぶかりながらもずっと走っていると、いつの間にか自分が北へ上流へと走っているのに気が付いた。いったいどういうこと…?
謎解きはというと…。
ぼくは最初、石狩川の左岸を北へと上っていた。滝川市の手前で石狩川は空知川が合流していたのだが、川幅が広いので気付かず、知らないうちに空知川の左岸を上っていた。で、橋を渡って右岸に出て、知らずに空知川の右岸をさかのぼろうとしていたのだ。気が付いて、空知川の右岸を下っていくと空知川は石狩川と合流する。ぼくは空知川の右岸を走っていて、合流して、石狩川の左岸を上ることになったのだが、合流地点のカーブが緩やかで、道の周りが雑木林で見通しが利かなかったこともあり、方向転換したことに全く気が付かなかったのだ(このあたりの地図を見れば少しは分かりやすいかな)。
その後、川原のグライダー飛行場などを見ながら進んでいたのだが、再びトラブルに。自転車道が途切れてしまったのだ。なんとこの自転車道はまだ工事の途中で全線が開通したわけではなかったのだった。
途方に暮れてしまう。途切れたところは周りに畑ばかりが広がる区画された農地で、川に沿っては道は走っておらず、碁盤の目のような農道の中を川がでたらめにくねくねと走っていた。土手に道はあったが、大きな石がごろごろした舗装されていない道で、しばらく自転車で走ってみたが、乗り心地は最悪で、自転車道は再開しそうになく、迷走したのちにあきらめて、少し離れたところを並走している国道に戻ることにする。
この後もいろいろとロスをしながら、逆風も強く吹き出す中、くたくたになりながらなんとか深川市に着く。
ここでも総合運動公園というのがあって、なんとかなるのでないかといってみたら、かなりコンパクトにまとまった公園のため、テントを張ると目立ちすぎるので、その近くの広い草むらのある道でテントを張った。この日は全くついてなかった。
(117.52km/6h56m・計1748.2km)
6月24日(土)曇りのち晴れ
7時頃起床。まだくもっている。小樽にもう一泊することも考えたが、軽くうろついて出発することに。
今回の旅では札幌には寄らないことにした。札幌だけでなく、大都市には行かないことにしていた。大きい町ではテントを張るのは難しいし、方向音痴なので道に迷ってしまうのだ。
札幌は避けて、石狩川方面に向かう。今回、荷物を軽くするために北海道の地図はダイソーの北海道全部が大きな一枚にはいった100円のものを持ってきているだけだった。それによると石狩川をさかのぼるには、国道337号線をずっと進めばいいだけのはずだった。しかし、地図に従って進んでいたはずなのに337号線はいつのまにか231号線になっていた。でも走っている道には間違いがないようだった。
そして石狩川に沿っていくには、地図によればその道から右折して337号線を行けばいいはずで、海沿いにまっすぐ行くと231号線になっていた。
途中、右折するそれらしい道があったのだが、県道となっていたのでまだだと思って直進する。長い坂を上って丘の上を走るが、それらしき右折する国道はない。走っていた丘の上から長い下り坂を少しおりたところに工事中の看板がありそこの地図を見てみると、先ほどの右折する県道が国道337号線となっていた。
どういうことなのだろう。以前は337号線だったものがそうでなくなったのだろうか。とにかく道を間違えたことだけは間違いなかった。
考えられる選択肢は三つ。一つ目は石狩川方面を行くのはやめて、このまま海沿いを行く。しかし、この先は坂がきついのでそれを避けるために石狩川方面に行こうとしていたことを考えるといい案とはいえない。二つ目はこの近くで右折して無理矢理本線に復帰する。これはさらに道に迷って取り返しのつかないことになる可能性大だった。結局、三つ目の一番穏当で退屈な、元へ戻るという選択をすることにした。
曲がらなくてはいけなかった県道まで8キロほどあった。往復16キロの無駄足。
しばらくは本当にこの県道で間違いないのかといまいち不安だったのだが、当別町に入るとやっと安心でき、当別川の橋を越えるときにいい感じの川原の公園が見つかり、そこにテントを張ることにする。川原はそれほど広くないが、川沿いに長く延びた公園にパークゴルフ場などが整備されていて、簡易トイレなどがあった。水道がないのは困ったが、近くに大きなスーパーがあったので、食料調達のついでに水を汲ませてもらった。
(81.48km/5h02m・計1630.7km)
6月23日(金)雨ときどき曇り
夜中にまた雨が降りだした。
朝、やたらカラスがカーカーとうるさくて目が覚めた。鳴き声がやたら近いのでテントを出てみると、フライシートの上に乗って鳴いていた。ここからがびっくり。シートの上に乗っているカラスを追い払おうと、フライシートの中からカラスがいるところをたたいて見たのだが、カラスは全く動かない。かなり激しくたたいても飛び立たないので、自転車のワイヤーロックで下からたたいてやったのにまだ動かなかった。フライシートのジッパーを開けて腕を出してワイヤーロックを振り回したらやっと逃げた。カラスは電線なんかのゆれるものにいつも止まっているので下からの振動には強いらしい。
まだ霧雨が降っているので、もう一眠り。10時過ぎに空が明るくなりかけていたので出発。
日本海側をずっと行けば積丹半島をぐるっと回ることになるのだが、天気は悪いし、半島の方はかなり上り下りがきつそうなのでショートカットすることに。
それでも峠は越えなければならない。坂を上っていくと雨が降りだす。こういう天気だと山の上はだいたい降っているのでしょうがない。途中でレインコートを着込み、峠を越え、滑り降りる。山を下りると雨は止み、余市町へ。テントを張れそうなところがないので小樽方面へ進む。雨に濡れたのでまた自転車のスピードメーターが機能停止していた。
小樽に近づきもうちょっとだと思ったら、ひどい上り下りと歩道のない恐怖のトンネルが続き、ぐったりつかれる。
この手の港町なら海沿いに公園くらいあるだろうとさがすと、色内埠頭公園という見つかる。公園の奥のほうにテントを張る。化学工場かし尿処理施設でもあるのか、ちょっとケミカルな臭いがするが、気にしない。テントに荷物を置いて、交番で銭湯の場所を訊いてお風呂にはいる。
小樽の運河と倉庫街はなかなかいい感じだ。
(61.43km/4h25m・計1549.2km +10キロほどはメーターが動いていなかった)
6月22日(木)曇りときどき雨
朝、曇っているが、雨は降っていない。出発。
噴火湾側から日本海側へ峠を越える。天気はよくない。日本海側の追分ソーランラインを走っているとやはり降ってきてしまった。道の駅「シェルプラザ・港」で雨宿り。何かかるく食べたいのだが、たいしたものは売っていない。途中で出たゴミを捨てたくてもゴミ箱もない。
最近は公園、店、どこへいってもゴミ箱がないことが多い。道の駅の隣に貝の博物館があって、入口にゴミ箱があったので捨てようとすると、受付のおばさんに「捨てないで」といわれてしまった。「お家に持ってかえって」というので、こんなときのために用意しておいた「東京まで持ってかえれませんよ」というちょっと意地悪な返事をしたら、おばさんは「じゃあ、こっちで捨てとくから」とごみを引き取ってくれた。
ちょっと立ち話。その前の日にも自転車で旅をしている人が博物館の裏の空き地でテントを張っていったとか。おばさんが貝の博物館を見ていくことを薦めるので、雨が止まないこともあり見ていくことにする。
日本と世界の珍しい貝などが展示してあり、3D映像なども見られる。350円。帰りには貝が数個はいったお土産用の袋までもらってしまった。
まだ雨は止んでいなかったが、先へ進むことに。博物館のおばさんによると「この先はトンネルばっかりだから大丈夫かな」とのことで、どういう意味だろうと思っていたら、ほんとにそうだった。長いトンネルが連続して続き、トンネルじゃないところよりトンネルのところの方が長いくらいだった。なかには3.6キロほどもある北海道で3番目に長いという雷電トンネルもあった。
途中でレインコートを着込み、トンネル群を抜けると岩内町にはいった。岩内町は結構立派な町で映画館まであるような町だった(ポルノ映画だけど)。岩内運動公園という表示をみつけ、そこへ向かう。
テントを張るのにいい場所はやはり芝生のある野球場なのだった。ここにもナイター設備があったが、ずっと雨が降ってたんだから今日こそは大丈夫と思って、バックネット裏あたりにテントを張ったら…。
もう、マジですか…。ぼくは北海道の人の野球好きをまだまだ全く理解していなかったようです。ここではソフトボールでした。岩内町には4部に分かれ、各6チームもある草ソフトボールリーグがあるとのこと。
もうやけくそでバックネット裏の建物に入れてもらって、1時間制のナイター試合を2試合、たっぷり見せてもらった。
(71.55km/4h17m・計1487.7km)
6月21日(火)雨ときどき曇り
夜降っていた雨は朝起きたときには止んでいたが、テントから出て外を見たら降っていないだけで真っ黒な雲が空を覆っていたので出発しないことにする。
昼過ぎからはやはり再び雨が降ってきた。ごはんを作り、食べ、お茶を飲み、雨読(ロアルド・ダール)する。
(0km/0h00m・計1416.2km)
6月20日(火)晴れのち雨
出発、午前中に長万部に着く。さらに先へ進むことも考えたが、天気予報はまた雨が降るっていっていたし、町もなかなかいい感じでこぎれいな公園も見つかったので、ここに腰を据えることにする。
パークゴルフ場もある川沿いのあやめ公園の四阿でコンビニ弁当とカツゲンで朝ごはん。カツゲンは北海道では昔からある有名な乳酸菌飲料みたいなもの。
町には銭湯もあったので行く。昔ながらの古い銭湯。もちろん番台は脱衣場側。脱衣場にはロッカーもなく、かごがあるだけだった。浴場の洗い場には壁に水とお湯の二本のパイプが水平にむき出しで取り付けられており、そこから赤と青のレバーの付いたカランが並んでいる。油断してむき出しのお湯のパイプに触ってしまうとやけどする。
夕方になってからあやめ公園にテントを張る。昼間はよく晴れていたが、夜になったら予報通り雨が降ってきた。
(33.77km/2h00m・計1416.2km)
長万部に行く途中でみつけた看板。やっぱり寄っていったほうがよかったかな〜。
6月19日(月)曇りときどき雨
寒くて朝方目が覚めて、上に一枚着込み、靴下も履いて、二度寝する。この晩はサッカーのワールドカップのクロアチア戦があった日だったらしいが、そんなことは知らん(引き分け)。
出発。大沼から東へ海の方に出てから北上する。風向きがあまりよくない上に、冷たい風に変わってきて、だんだん曇ってきた。昼ご飯を食べるところもなく、小さなスーパーで晩ごはん用の材料と水を汲ませてもらったら、ぱらぱら降りだした。
近くに小さな川があったが、川原はテントを張れそうな感じではなかったので、小降りになったのを見計らって前進。
八雲町の遊楽部(ユーラップ)川まで来ると、自転車道が付いているほどの川だったのでいい場所があるのではと、少しさかのぼってみる。すると公衆トイレが隣接したナイター設備の付いた野球場があった。雨は止んできていた。
青森での早朝草野球事件で野球場でのキャンプは懲りているのだが、この手のグラウンドはテントを張るにはちょうどいいし、ここよりいいところは見つからないかもしれないのでここに決める。もちろん今度はフェアグラウンド内ではなく、ベンチの後ろにテントを張る。が…、
ああ…、うそだろ、まさか…。
夕方になると車が続々とやって来る。またしてもユニフォームを着込んだ大人たちが…。
さっきは雨が降っててグラウンドは濡れてるし、風もかなり強いぞ。ナイター設備があるのは分かっていたが、まさかこんなことになるとは。早朝草野球の次はナイター草野球だった。ベンチの後ろでもテントが邪魔になるので移動させる。
9時過ぎまで試合は続いた。北海道の人も野球好きなのだった。
(74.59km/4h36m・計1382.4km)
6月18日(日)曇りのち晴れ
朝の5時前に目が覚めてしまって、6時頃スタート、北へ少し行った大沼へ。峠が少々きついが、距離は短いのでまだ朝といってもいいうちに着く。
大沼は駒ヶ岳のふもとにある湖で、函館から近いのにもかかわらずなかなかきれいなところだった。駒ヶ岳は活火山で、このころは噴火だか水蒸気爆発だかがあって登山は禁止されていた。
大間崎とフェリーで一緒だったバイクの人が前の晩のうちに来ていて再会する。
東大沼にはキャンプ場があった。湖畔で駒ヶ岳を見渡せる絶好のロケーションで、しかも無料だった。天気もこの直前まで北海道は大雨で場所によっては被害も出るほどだったが、それもちょうど終わって最高の晴天だった。
最初にいいと思ってテントを張った場所は、やたらとフライシートの中に虫が入ってきて、おまけに上の木から水がべとべとと落ちてくるので移動した。
最初はそれまで降っていた雨の影響なのかと思っていたが、よく見ると木の枝にところどころ白い泡が付いていてそこから水が滴っていた。のちにそれはモリアオガエルの卵らしいことがわかった。まだ孵化はしていなかったが、時期になったらテントの上にたくさんの小さなおたまじゃくしがぼとぼとと落ちてくるのだろう(それはちょっといや…)。
近くの流山温泉へ行く。ここの経営者は鉄道ファン(テッちゃん)らしい。敷地に鉄道の車両が2両おいてあり、鉄道グッズもいろいろ売られていて、敷地に隣接する同じ名前のJRの駅の隣には新幹線の車両まで置かれていた。
(35.72km/2h16m・計1307.8km)
6月17日(土)曇り
北海道に渡る前に、スーパーマーケットでお米屋さんの場所を教えてもらい、再びお米を量り売りしてもらう。前回の500グラムは少なすぎたので今度は1キロ。お米屋さんの方も量り売りなんかをするのは久しぶりだったのだろう。10キロの袋に入ったやつをわざわざ開けて量って売ってくれた。
こちらが払った代金はたった300円なのに、そのお米屋さんは100円ちょっとで売っている即席みそ汁のパックをおまれに持たせてくれた。あまり親切にされると恐縮してしまう。ありがとうございます。
函館行きのフェリーに乗る。大人1170円プラス自転車510円。キャンプ場で一緒だったバイクの人と前日、岬であった自転車乗りのおじさんとフェリーで話す。
函館までは2時間足らず。バイクの人は大沼まで行くとのこと。
ぼくはもうあまり走る気がしないので函館のどこか泊まるろうと出発する。五稜郭に泊まれないかと少し前から考えていたのだ。途中の行き先指示看板に「五稜郭公園」と書いてあり、意を強くする。「公園」とついているところなら、普通の名所旧跡より泊まりやすそうだ。万一、泊まれなかったときのことを考えて、行く途中の広場やグラウンドの場所もおぼえておく。
五稜郭に着き、自転車で中に入れることが分かり、夜間閉まってしまうわけでもないのも分かると、泊まれそうな気がしてきた。
お堀の内側の土手、人もあまり来ず、五稜郭タワーからも見えにくい木の陰にテントを張った。
(19.33km/1h30m・計1272.1km)
6月16日(金)曇り
朝、出発するときに宿の若奥様がおにぎりを持たせてくれた。うれしい。
本州最北端をめざす。今日も曇って霧が出ている。太平洋側から峠を越えて反対側に出るとその霧がうそのように晴れてしまった。どうやら下北半島の太平洋側はそういうところらしく、ここを走るときは陸奥湾側を走るのが定石のようだ。
大間崎は最北端の岬というイメージとはかなりかけ離れていて、人がたくさん住んでいる町のただの角っこという感じ。
岬のすぐ近くになんとキャンプサイトがあった。しかも無料。おまけにかなりいい炊事棟まであって、炊事場とテーブル、椅子とコイン式のガス台まであった。キャンプサイトには先客が一人だけいた。1300ccのバイクで旅行中の男性。彼も北海道をめざしていた。
(71.59km/4h43m・計1252.8km)
交通事故に遭遇。居眠り運転か?
奥にあるのが炊事棟
炊事棟の中
6月15日(つづき)
出発。そのまま、太平洋側を北上。昼になっても濃霧は全く晴れず、霧雨に近く、じっとしていれば霧なのだが、走り出すと体中べっちょりと濡れてしまう。
六ケ所村に入り、原子力発電所などが続く。一年中、こんな天気ではないだろうが、原発などがかたまってある理由がわかったような気がした。
キャンプできるようなところも見つからないので前に進むしかなかった。風まで強くなってきて、もう最悪の状態。
疲れてしまって、もうどこでもいいって感じで、海岸に入っていってテントを張る。朝から何も食べてなかったので、飯を炊きカレーライスを作る。風は強くなっていた。
カレーライスを食べていたら、強い突風が吹いた瞬間、テントが体にぶち当たってきた!
テントを地面に固定してあるペグがはずれ、テントが突風にあおられて飛ばされそうになっていた。地面がやや固い砂浜程度のところだったのでペグがはずれやすかったのだ。
テントの中に荷物と自分がいて重しになっているので、その場になんとかとどまっている状態。テントの中から必死になって押さえるが、そんなことをしたからどうなるものでもない。風は治まる様子がないからこの状態から再びテントを元に建て直すのは完全に無理だった。
とりあえずテントの中の荷物をまとめ、外へ出て、ポールをばらして、フライシートが飛ばされないように注意しながら、なんとかテントをひとまとめにする。ここで何かが飛ばされてしまったらもう取り戻すことはできない。
とりあえず抱えられる荷物を持って、村の方へ走る。強風の吹く中、たまたま歩いているおじさんがいて、この村に民宿があるかどうか訊ねる。宿がないとかなり絶体絶命だ。天気予報では夜から雨が降るといっていた。
あるというので、場所を聞き、そこへ向かう。民宿に着く、部屋は空いているという。料金を聞き、一切値切らずに投宿する。もう一度、往復して残りの荷物と自転車を回収して、やっと一息ついた。
熱い風呂に入り、洗濯をする。ラジオが東北北部も梅雨入りしたことを伝えていた。ひさしぶりにふとんで眠った。
(88.52km/5h20m・計1181.2km)