[晴走雨読]日本半周 Day 021 大沼

6月18日(日)曇りのち晴れ
 朝の5時前に目が覚めてしまって、6時頃スタート、北へ少し行った大沼へ。峠が少々きついが、距離は短いのでまだ朝といってもいいうちに着く。
 大沼は駒ヶ岳のふもとにある湖で、函館から近いのにもかかわらずなかなかきれいなところだった。駒ヶ岳は活火山で、このころは噴火だか水蒸気爆発だかがあって登山は禁止されていた。
 大間崎とフェリーで一緒だったバイクの人が前の晩のうちに来ていて再会する。
 東大沼にはキャンプ場があった。湖畔で駒ヶ岳を見渡せる絶好のロケーションで、しかも無料だった。天気もこの直前まで北海道は大雨で場所によっては被害も出るほどだったが、それもちょうど終わって最高の晴天だった。
 最初にいいと思ってテントを張った場所は、やたらとフライシートの中に虫が入ってきて、おまけに上の木から水がべとべとと落ちてくるので移動した。
 最初はそれまで降っていた雨の影響なのかと思っていたが、よく見ると木の枝にところどころ白い泡が付いていてそこから水が滴っていた。のちにそれはモリアオガエルの卵らしいことがわかった。まだ孵化はしていなかったが、時期になったらテントの上にたくさんの小さなおたまじゃくしがぼとぼとと落ちてくるのだろう(それはちょっといや…)。
 近くの流山温泉へ行く。ここの経営者は鉄道ファン(テッちゃん)らしい。敷地に鉄道の車両が2両おいてあり、鉄道グッズもいろいろ売られていて、敷地に隣接する同じ名前のJRの駅の隣には新幹線の車両まで置かれていた。
(35.72km/2h16m・計1307.8km)