[バリカン]さんぱつはいやだ
前略、
散髪はいやだ。というのはぼくが小学生の時に書いた作文の中で唯一教師に評価されたものだ(なぜ評価されたかは今も分からない)。
子供のころは父がバリカンとはさみで刈ってくれていた。その後、散髪屋や美容院に行くようになったが、今も髪を切ることがいやであることには変わりない。
そして、以前から興味を持っていたが、なかなか実行に移せなかった「マイ・バリカン」を買うという計画を実行に移した。
ナショナルの「カットモード」。水洗いできる電気バリカンだ。
バリエーションがいくつかあるのだが、みたところ髪を刈る長さを調節するアタッチメントが違うだけのようなので、もっともシンプルで安い「ER504P」にした。値段は1〜2回分の散髪代しかしないのだから、安いものだ。
それからは髪は家で自分で刈っている。自分一人で刈る場合は、いくらアタッチメントが付いていても後頭を調節するのはかなり難しいので、ぼくはもうボーズにすることにした。
自分で散髪すると、散髪がいやではなくなった。
散髪がいやなのではなく、刃物を持った他人に自分をいじられ、コントロールができないことがいやだったのだ。
草々
追伸、バリカンの語源に興味のある方はこちらの記事をどうぞ。